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「愛の不時着」も話題!ヒョンビンの完璧すぎる魅力

ヒョンビン
ヒョンビン - Photo by Han Myung-Gu/WireImage

 Netflixで配信中のドラマ「愛の不時着」で今や、世界中の女性たちの心をわしづかみしているヒョンビン。甘いマスクに長身で何をやってもサマになる、二枚目俳優。彼のバイオグラフィを振り返りながらその魅力に迫ります。(前田かおり)

【写真】「愛の不時着」美しすぎるヒョンビンの劇中カット

愛の不時着
Netflixオリジナルシリーズ「愛の不時着」独占配信中

 「愛の不時着」で体を張って愛する女性を守り抜く北朝鮮のエリート将校、リ・ジョンヒョクを演じていたヒョンビン。そんな彼がデビューを飾ったのは2003年のドラマ「ボディガード」。ただし、この時の彼は守る側ではなくて、モデルを付け狙うストーカーという役どころ。しかもチョイ役だったにも関わらず「あの俳優は誰?」と話題になったとか。

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ツンデレキャラで高視聴率連発!

 一躍、ブレイクしたのは2005年の「私の名前はキム・サンスン」。ぽっちゃり体形の三十路のパティシェ、キム・サンスン(キム・ソナ)と契約恋愛したことから始まるラブストーリーで、ヒョンビンはイケメンだけど性格に難ありの御曹司ヒョン・ジノン役を演じています。「愛の不時着」と同じく、寡黙で人前ではめったに笑わないツンデレ御曹司ぶりで人気が爆発し、最終回はなんと視聴率50%を超える高視聴率を記録しました。また、実はこのドラマでもヒョンビンはピアノが弾けるというキャラクター。昔習ったことはあったそうですが、「役に抜擢されてから3か月間、猛練習を積んだ」と明かしています。この韓国版『ブリジット・ジョーンズの日記』とも言われたロマコメから一転、2006年の「雪の女王」では病身のヒロインとの切ないラブストーリーで主演。心に深い傷を抱えるボクサー役で、無精ひげを生やし、ワイルドな魅力でキュンキュンさせてくれました。

シークレット・サンシャイン
「シークレット・ガーデン」のハ・ジウォンと Photo by Multi-Bits/Multi-Bits via Getty Images

 2010年の「シークレット・ガーデン」では再びツンデレ御曹司に。ひょんなことから下積み中のスタントウーマン(ハ・ジウォン)と魂が入れ替わってしまうファンタジックなラブコメです。御曹司のときは自己中でちょっとイケ好かないキャラですが、魂が入れ替わったとたん、口調も仕草も女性に。お得意のツンデレぶりにプラスして、なかなか見る事のできない茶目っ気たっぷりのヒョンビンにも会えるとあって、大ヒット。同作は彼の入隊前最後のドラマ出演作だったことから、韓国では最高視聴率37.9%を記録することとなりました。

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除隊後は身体能力生かし、映画をメインに活躍

ヒョンビン
長髪も似合う!2013年撮影のヒョンビン Photo by The Chosunilbo JNS/Multi-Bits via Getty Images

 除隊後のヒョンビンは、ドラマよりも映画に軸を置いて、さまざまなジャンルに積極的に挑んでいます。2014年、復帰を飾った映画『王の涙 イ・サンの決断』は、彼にとって初の時代劇。さまざまな俳優が演じてきた名君イ・ サン役に取り組むため、剣術、弓術、馬術を身に着けて、激しいアクションもやってのけています。宮廷内の陰謀劇はもとより、幼い頃から共に育った宦官とのブロマンスも見ものと評判を呼び、演技力も絶賛されました。さらに、2017年の『コンフィデンシャル/共助』では北朝鮮のエリート刑事に。「愛の不時着」につながるものがありますが、こちらは、韓国の熱血刑事と組んで凶悪な犯罪組織に立ち向かう役どころで女っ気なし! キレッキレのアクションで敵を追い詰めるヒョンビンのカッコ良さと、38度線を越えて芽生えた男同士の絆で観客を沸かせ、韓国内では2017年上半期の観客動員数1位を記録しました。

 次ぐ2017年の『スウィンダラーズ』は、韓国で実際に起きた詐欺事件をもとにした犯罪アクションコメディー。ヒョンビンは、詐欺師を騙す詐欺師集団のリーダーを軽妙に演じ、コメディーでもイケる底力を発揮しました。翌年の『王宮の夜鬼』では、時代劇×ゾンビ・スリラーにチャレンジ。朝鮮王朝を舞台に、夜鬼(ゾンビ)の群れと戦う王子役で、わらわらと現れる夜鬼を長剣でバッタバッタとなぎ倒し、ワイヤーアクションで宙を飛ぶなど、大暴れ。クライマックスでの、チャン・ドンゴンふんする仇敵との壮絶バトルは見応え抜群です。

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ソン・イェジンと共演のサスペンスで悪役!

ヒョンビン
映画『ザ・ネゴシエーション』のソン・イェジンと Photo by Han Myung-Gu/Getty Images

 そして、同年の犯罪サスペンス映画『ザ・ネゴシエーション』では、「愛の不時着」のヒロイン、ユン・セリを演じたソン・イェジンと共演しています。ただし、同作でヒョンビンが演じるのは、国際犯罪組織のリーダー。人質を盾にしてイェジン演じるエリート交渉人を相手に狡猾なやり取りを繰り広げます。ヒョンビンにとっては初の悪役でしたが、新境地に挑み、新たな魅力を開花させたと高い評価を得ています。そして、今、「愛の不時着」で世界的な俳優へと大飛躍。彼の芸名ヒョンビンは「輝き、さらに光り輝く」という意味だとか。まさに今輝き、まだまだ輝き続けそうな勢いです。

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