テープの声は…「呪怨:呪いの家」10のトリビア

Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」より
Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」より

 人気ホラーシリーズ『呪怨』を、Netflixで初めてドラマ化する「呪怨:呪いの家」(配信中)。1980年代から90年代を舞台に、心霊研究家の小田島(荒川良々)、売り出し中の女性タレントはるか(黒島結菜)、薄幸な女子高生の聖美(里々佳)など、郊外にある一軒の家にかかわった人々の恐怖を描く本作について、Jホラーの立役者である一瀬隆重プロデューサーから作品をよりディープに楽しむためのトリビアを聞きました。(編集部・石井百合子)

【動画】「呪怨:呪いの家」の三宅唱監督に生インタビュー

その1:撮影に使った“呪いの家”は神奈川県にある

呪怨:呪いの家

 実際の「呪いの家」がどこにあるのかは教えられませんが、撮影で使用した家は神奈川県にありました。すでに取り壊されています。取り壊しが決まっていたので汚したり、作品の内容に合わせて部屋の間取りを変えることができました。

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その2:主人公は実在の超常現象研究家をイメージ

呪怨:呪いの家

 モデルにしたわけではありませんが、荒川良々さん演じる主人公・小田島の設定を心霊研究家にしようと思いついたときは、コックリさんや心霊写真の研究などで知られる超常現象研究家の中岡俊哉さん(1926~2001)のイメージが頭の中にありました。子供の頃、中岡さんが出演されたオカルト番組をよく見ていて、著書も繰り返し読んでいました。

その3:白い服の女は『妖怪大戦争』でヒロインを演じた女優

呪怨:呪いの家

 白い服の女は、当初はものすごく痩せているとか顔が特徴的とか、個性的な人を考えていましたが、岩井堂聖子(旧:高橋真唯)さんがオーディションで白い服の女を演じたときに、怖さだけではなく無念さのようなものが伝わってきたことが決め手になりました。白い服の女のほか、聖美(里々佳)、雄大(長村航希)、3組の夫婦、子供たちなど多くをオーディションで選びました。ホラー映画にはリアリティーが大切で、大仰な演技は大敵だからです。三宅唱監督もキャスティングへのこだわりが強く、総勢500人以上のオーディションを行っています。

その4:カセットテープの謎の声は出演者のもの

呪怨:呪いの家

 小田島が聴くテープの声は、白い服の女を演じた岩井堂さんの声を加工して使っています。ちなみに、小田島が心霊イベントで話していたのは「呪いの家」のことで、「Fさん」とははるかの恋人の深沢哲也(井之脇海)を指しています。

その5:黒猫は数々のホラー映画で活躍

 黒猫を演じた「りんご」は、『呪怨 -終わりの始まり-』(2014)、『呪怨 -ザ・ファイナル-』(2015)、『貞子vs伽椰子』(2016)などにも出演しているベテラン猫です。

その6:エンディングはアイヌに伝わる遊び唄

 この作品のために作ったものではなく、アイヌに伝わる遊び唄です。MAREWREW(マレウレウ)というアイヌの伝統歌を歌い継いでいるグループによるものです。『太陽の塔』(2018)というドキュメンタリー映画で彼女たちの存在を知り、歌を購入して聴いていたときに「sonkayno(ソンカイノ)」がエンディング曲にぴったりだと思い、許諾いただきました。親子ネズミが罠の中にある沢山のお菓子を引っかからないように取る遊びで、お正月などによく行っていたそうです。今でも北海道で歌われているそうです。

その7:特殊造型はハリウッドでも活躍するスクリーミング マッド ジョージ

 スクリーミング マッド ジョージは、アカデミーメイクアップ賞の初代受賞者であるリック・ベイカーに認められ、1980年代半ばからハリウッドで活躍されていました。代表作に『ゴースト・ハンターズ』(1986)、『プレデター』(1987)、『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』(1988)などがあります。大ファンであったため監督作『帝都大戦』(1989)で起用させていただき、今回も帰国して大阪芸術大学で教鞭を取っていたジョージにラブコールを送りました。

その8:ショッキングなラストシーンはクランクアップ直前に決まった

 ラストシーンはホラーにとってはとても重要です。ラストシーンが怖いかどうかでホラー映画の印象は大きく左右されます。今作でも脚本作りの段階でラストシーンはなかなか決まらず、決定稿では歌手活動も行っているはるかがコンサート会場で怪異に遭遇するという、まったく別の場面が設定されていました。クランクアップが近づく中で、脚本の高橋さんとともにやはり決定稿の設定では弱いと判断し、頭を悩ませ続けた結果、今のラストシーンが誕生しました。改訂稿を読んだスタッフやキャストの反応を見て、変更後のラストシーンに自信を持ちました。

その9:テレビに映るニュース映像は、ほとんどが新しく撮影

 作品中に、当時のショッキングなニュースがいくつも登場しますが、日本では過去のニュース映像の使用許諾がほとんど取れません。今回も、阪神・淡路大震災の映像だけは神戸市役所に勤務されていた方に撮影した映像をお借りすることができましたが、それ以外はすべてNGでした。当時のニュース映像を参考にしながら、似たロケ場所を探し、エキストラを多数動員して新しく撮影しました。

その10:劇中のバラエティー番組「ミッドナイトステージ」の司会者役は歌手、司会者の夏木ゆたか

呪怨:呪いの家

Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」は全世界独占配信中

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