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稲垣吾郎がベートーヴェン役!「No.9 -不滅の旋律-」再々演決定!剛力彩芽らも続投

稲垣吾郎
稲垣吾郎

 稲垣吾郎が、音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを演じる舞台「No.9 -不滅の旋律-」が2015年、2018年の上演に続き、ベートーヴェン生誕250周年の今年、再々演されることが決定した。

【写真】稲垣吾郎、大林宣彦監督作では大久保利通に!

 ベートーヴェンの苦悩の人生と創作の輝きを核に、精緻な演出とスケールの大きな戯曲、ダイナミックな音楽表現で構築された本舞台。ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役は、剛力彩芽が再演から続投。ほかにも片桐仁村川絵梨岡田義徳深水元基橋本淳奥貫薫羽場裕一長谷川初範ら実力派俳優が引き続き出演する。

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 さらに、「刀剣乱舞」「ヒプノシスマイク」などの人気公演で注目を浴びる前山剛久が新たに座組に加わる。また、幼少期のベートーヴェン役をドラマ「テセウスの船」(TBS系)に出演した柴崎楓雅が務める。

「No.9 -不滅の旋律-」再々演

 なお、今回の再々演を企画するにあたり、ベートーヴェンの生誕を祝う記念すべき公演として11月にオーストリアのウィーン・フォルクス劇場での開幕が予定されていたが、新型コロナウィルスの感染状況を考慮し、ウィーン公演の中止を決断。東京公演のみ細心の注意を払い上演されることとなった。(編集部・梅山富美子)

舞台「No.9 -不滅の旋律-」は東京・TBS赤坂ACTシアターにて2020年12月13日~2021年1月7日上演 チケット発売日は後日発表

コメント全文

■稲垣吾郎
「No.9 -不滅の旋律-」2020 三度目の上演にあたって
2020年はベートーヴェン生誕250周年。その記念すべき年に、舞台「No.9 -不滅の旋律-」を上演し、回を重ねてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンという天才音楽家を演じられることを、非常に嬉しく思います。
2015年の初演時は、これまで演じたどの役とも違う圧倒的な存在感や強烈な個性に戸惑い、悩ましい時間を過ごしました。けれど演出の白井晃さんをはじめ、共演のみなさんがしっかりと支えて下さるなか、徐々にベートーヴェンと僕との距離は縮まっていったのです。結果、自分なりのベートーヴェン像が、回を追うごとに確かなものになっていったように思います。
俳優の仕事には、その時の自分が役に影響を及ぼすドキュメンタリー的な部分がある。自分の「今」をオリジナル作品で、しかも偉大な音楽家に託して表現する機会もくださった制作の方々には感謝しかありません。実は今回、ベートーヴェンが活躍したオーストリアの首都ウィーンでの公演も予定していました。場所はベートーヴェン没後に建てられた、当時の栄華を残す「フォルクス劇場」です。けれど、その素晴らしい企画は世界を覆う新型ウイルスの脅威により、断念することになりました。加えて国内での創作・上演も、これまで以上に注意を払い、万全の感染予防対策を行ったうえで進めねばなりません。
でも、この厳しい状況下だからこそ僕は「No.9」を、一人でも多くの方に届けたいと思うのです。劇中終盤の交響曲第九番、その中で力強く歌い上げられる「歓喜の歌」は作品の白眉であり、世界の平和と幸福を願い、自身の孤独をも昇華しようという作曲家の大いなる祈りが込められています。まさに現状に苦しむ人々に、届けるべき調べと言葉がそこにあるのです。
だからこそ迷いなく創作を深め、僕が愛してやまない人間ベートーヴェンを再び舞台で生きることは大きな使命。その先には、再びの「夢」に手が届く日も来るはずです。さらなる未来へと続くこの上演を、多くの方に見届けていただきたいと思います。

■演出:白井晃
生きることへの讃歌
この歓喜のドラマは、生きることへの讃歌です。苦しみのなか中からひと掴みの喜びを見出す物語です。
今、演劇は大変厳しい状況に直面しています。再再演の機会に恵まれ、11月にはベートーヴェンの活動拠点だったウィーンでの公演が決まっていました。日本で生まれたベートーヴェンの物語を本場で披露することを楽しみにしてきましたが、残念ながらこのチャンスは未来に持ち越されることになりました。
私たちの心は、今、見えない恐怖の前に萎縮してしまっています。しかし、本来、私たちの営みは、生きる意味を見出し、それぞれの喜びを得るためにあるはずです。ですから、私たちは立ち停まることなく前に向けて進む道を選びました。
この公演を実現することで皆さんと、この物語を共有するという喜びを、改めて分かち合いたいと思っています。

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