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生駒里奈、コロナ禍で演劇の力を実感「日々の生活の力に」

マウスガードを装着し、舞台に挑む生駒里奈
マウスガードを装着し、舞台に挑む生駒里奈

 元乃木坂46で女優の生駒里奈が28日、池袋のサンシャイン劇場で行われた主演舞台「かがみの孤城」の囲み取材に出席し、コロナ禍において公演を行う難しさを感じながらも演劇の力を改めて痛感したことを明かした。この日は共演者の溝口琢矢、脚本・演出を務める成井豊、原作者の辻村深月も来場した。

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 本作は、本屋大賞を受賞した辻村の同名小説の舞台化作品。入学早々に同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学生の安西こころが、異世界に引き込またことから始まる物語が描かれる。この日に初日を迎えた今回の舞台では、出演者全員がマウスシールドを着用し、舞台と客席最前列の間に透明ビニールシートを設置するなど、新型コロナウイルスへの対策を徹底したうえで実施されることになる。

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 主演を務める生駒は「こころはクラスメートとトラブルがあって学校に行けませんでした。私も小中学校の頃は明るい子ではなくて、こころと似た境遇だなと思いますし、興味を引かれました。私は舞台が好きなので、この作品をしっかりと届けられたら」と意気込みをコメント。稽古中はマスク姿だったため、登壇者たちは本番間近にようやくマスクを外して会うことができたそう。生駒は「みんなこんな顔をしていたんだと思いました。今までは目線しか分からなかったから、やっと人間を見たという感じがします」と笑った。

 また、中学生役ということで制服姿も披露することについて、生駒は「現役時代と比べると、すごく恥ずかしいのでなるべく着たくないです」と苦笑い。「でも、こころという役があるからこそ着ることができるものなので、配信をご覧になる方も劇場に来ていただける方も楽しんでいただければ」と呼びかけた。

 成井は「とにかく何とか初日をという思いでやっていました。みんなが衛生管理や健康に気を付けなければ、ここまでたどり着くことはできなかった。とにかく千秋楽まで走り抜けられたら」と語る。生駒も「今までとは違う形で稽古をしましたし、今もマウスガードをしています。でもどれだけ壁があっても作品を伝えていこうと戦ってきた稽古期間でした。今、劇場に立っただけでその悩みも全部なくなって、だからこそ演劇って面白いと思うんです。この舞台が日々の生活の力にしていただきたいなと思っています。ハッピーに挑んでいきたいと思います」と決意を口にした。

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 なお、出演予定だった木津つばさが本公演とは別の番組収録(8月16日~18日)にて共演した新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と認定されたため降板することに。囲み取材前に仲村和生プロデューサーが登壇し、本公演のスタッフ・全出演者は濃厚接触者ではないという保健所の判断があったこと、関係者全員がPCR検査を行い陰性という結果が出たことを報告し、予定通り上演が行われることに決定したという説明が行われた。(取材・文:壬生智裕)

舞台「かがみの孤城」は8月28日から9月6日までサンシャイン劇場(東京)、9月18日から20日までサンケイホールブリーゼ(大阪)、9月22日に刈谷市総合文化センター(愛知)にて上演予定(オンライン配信もあり)

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