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市川染五郎&杉咲花『サイダーのように言葉が湧き上がる』新公開日が決定

ついに新公開日が決定!
ついに新公開日が決定! - (C) 2020フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

 八代目市川染五郎杉咲花が声優を務めるアニメーション映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』の新公開日が2021年6月25日に決定したことが明らかになった。3日、第33回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門での上映後、トークイベントに登壇したイシグロキョウヘイ監督が発表した。

【写真】声優を務める市川染五郎&杉咲花

 当初5月15日に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開延期となっていた本作。新たな公開日が来年6月25日に決定したことをイシグロ監督が報告すると、会場からは拍手が。監督は「夏の映画なので、夏に観てほしいんです」と思いを語っていた。なお、新デザインのムビチケの販売は11月20日より上映劇場で再開する(以前販売していたムビチケも変わらず使用可能)。

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 物語は夏の地方都市を舞台に、コミュニケーションが苦手で俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年のチェリーと、外見のコンプレックスを克服できないマスク少女のスマイルが出会い、言葉と音楽で距離を縮めていくことから動き出す。

 チェリー役を務める歌舞伎界の超新星・市川染五郎は声優初挑戦となる。イシグロ監督によると、チェリー役のキャスティングは難航したとのこと。「スマイルがチェリーの声を『かわいい』というシーンがあるのですが、『かわいいってどういう意味だ?』と自分で思ってしまって。変声期と大人の中間くらいのひっくり返ってしまうような声かなと思うんですが、そうなるとその年齢に近い人をキャスティングしないといけない。この作品の配給は松竹さんにお願いすることが決まっていたので、『松竹さんといえば歌舞伎だよな』と。彼は当時まだ松本金太郎という名跡で中学1年生くらいだったかな。染五郎くんの歌舞伎のお芝居を見にいく機会があって、彼の声を聞いた時に『いたぞ! チェリーいたぞ!』となりました」と市川を抜てきした経緯を明かした。

 一方、スマイル役の杉咲は早い段階から候補として思い浮かべていたそうで、「杉咲さんは逆にシナリオ段階からイメージにあったんですが、僕は深夜アニメ上がりの監督だったので、現実味がなかったんですね。ただ染五郎くんがチェリーをやってくれることになって、彼女にアタックしました。思い通りのキャスティングができましたね」と振り返った。

 また、YouTubeチャンネル「サイコトちゃんねる」を開設し、イシグロ監督が作品完成までの道のりを自ら解説することも発表に。同チャンネルでは、前日譚となるプロットの朗読などのアップも予定しているという。(編集部・吉田唯)

第33回東京国際映画祭は11月9日まで六本木ヒルズほかにて開催
映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』は2021年6月25日より公開

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