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衝撃作『ばるぼら』稲垣吾郎&二階堂ふみの体当たり熱演に反響

『ばるぼら』より
『ばるぼら』より - (C) 2019『ばるぼら』製作委員会

 映像化不可能とされた手塚治虫の大人向け漫画を稲垣吾郎二階堂ふみの共演で映画化した『ばるぼら』(公開中)。R15+指定作品として上映される本作で、体当たりの熱演を見せる稲垣と二階堂が反響を呼んでいる。

『ばるぼら』予告編

 原作の連載が開始されたのは今から47年前。青年漫画雑誌「ビッグコミック」で1973年から74年にわたって連載された。映画では、手塚の実子である手塚眞がメガホンをとり、人気小説家の美倉洋介(稲垣)が都会の片隅で出会ったばるぼらと称する謎の少女(二階堂)に翻弄されるさまを描く。

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 稲垣が演じる作家の美倉はどこか厭世的で異常性欲に悩まされており、恋人の志賀子(美波)がありながら女性の影が絶えない。そんな彼の“ミューズ”となるばるぼらは、常に酒瓶を手にし、薄汚れた衣服をまとっただらしない女。いずれも実写化困難な難役だが、ネット上では稲垣の「堕ちていく美しさ」「色気と危うさ」、二階堂の「妖艶さ」などが話題に。

 ウォン・カーウァイ作品で知られる撮影監督クリストファー・ドイルの映像美、橋本一子のジャズ音楽も相まって、きわどいラブシーンも「全く下品にならない」「芸術的な美しさがある」といった感想が寄せられている。

 なお、本作はYahoo!映画レビューでは5つ星中3.75、Filmarksでは5つ星中3つ星半の評価(11月27日時点)。ローマで開催されたイタリアのファンタスティック系映画祭「ファンタ・フェスティバル」で最優秀作品賞を受賞、プエルトリコで開催されたLUSCA国際ファンタスティック映画祭で監督賞を受賞している。(編集部・石井百合子)

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