授賞式の構成変更もまさかの結果に…欠席のアンソニー・ホプキンスが受賞して突然の幕切れ

第93回アカデミー賞

素晴らしい演技でした! - サー・アンソニー・ホプキンス
素晴らしい演技でした! - サー・アンソニー・ホプキンス - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 第93回アカデミー賞授賞式が26日(現地時間25日)、米ロサンゼルス・ユニオン駅で行われた。例年、作品賞の発表で大団円を迎えるアカデミー賞授賞式だが、今年は作品賞がラストから3番目に発表されるという異例の展開に。最後が主演男優賞の発表になったため、受賞が最有力視されていた『マ・レイニーのブラックボトム』のチャドウィック・ボーズマンさんの故人受賞で幕を閉じるのかと思いきや、授賞式を欠席していた『ファーザー』のアンソニー・ホプキンスが受賞。誰も舞台に上がることなくスピーチなしで、授賞式は突然の幕切れとなった。

【画像】大胆なドレス続々!第93回アカデミー賞授賞式

 アンソニーは先んじて行われた第74回英国アカデミー賞授賞式も欠席していた。その際は、欠席して故郷ウェールズで絵を描いていた。アンソニーが『ファーザー』で演じたのは、認知症を患い、次第に自分自身や家族のこともわからなくなり、記憶や時間が混乱していく主人公。真に迫る圧倒的に繊細な演技を見せ、『羊たちの沈黙』(1991)以来2度目のオスカー受賞となった。83歳での主演男優賞受賞は、史上最高齢の快挙だ。

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 例年、ハリウッドのドルビー・シアターで開催されてきたアカデミー賞授賞式だが、今年は新型コロナウイルス感染対策として開放的なユニオン駅内に作られた特設会場がメイン会場に。出席人数を絞ってグループの間隔を広く取ったほか、野外にもカクテルパーティーのような待合場所が設けられた。授賞式のオープニングでは、この授賞式はテレビ・映画制作扱いになるため、ゲストはカメラが回っている時はマスクをする必要はないが、コマーシャル中などは要着用ということがアナウンスされていた。新型コロナで渡航がかなわなかった候補者のため、ロンドン、パリなどからの中継も繋がれた。

 監督賞は、昨年の受賞者である韓国のポン・ジュノ監督(『パラサイト 半地下の家族』)から発表され、中国出身のクロエ・ジャオ監督(『ノマドランド』)が受賞。アジア系女性監督の受賞は史上初だ。助演女優賞に輝いたのは『ミナリ』のユン・ヨジョンで、韓国出身の俳優が演技賞を受賞するのも史上初の快挙であり、アジアの勢いを感じさせる授賞式となった。(編集部・市川遥)

第93回アカデミー賞授賞式は、4月26日(月)夜9時より字幕版放送

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