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「刃牙」をBLとして読む!話題のエッセイ原案ドラマで松本穂香が腐女子に

松本穂香
松本穂香

 WOWOWオリジナルドラマ「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」が、松本穂香主演で8月に放送・配信されることが決定した。

 シリーズ累計発行部数8,500万部を突破の板垣恵介による人気漫画「グラップラー刃牙」(秋田書店)。この作品を人生で初めて読んだBL(ボーイズラブ)研究家の金田淳子が、「この作品、濃厚BLなのでは?」と発想したことから生まれたエッセイ「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ」を原案としたドラマ。文房具メーカーに勤め、腐女子を隠しながら平凡な生活を送る児島あかねが、“刃牙×BL”の妄想に取り憑かれていく姿を描く。

 主人公・児島あかね役をドラマ「この世界の片隅に」(TBS)、映画『みをつくし料理帖』などで知られる松本が担う。WOWOWドラマで初主演を務める松本は、「初めて題名を聞いた時、『何が何?』と理解が追いつかず笑ってしまったのを覚えています。題名から面白い予感が滲み出ているし、監督は山岸聖太さんだし、、、これは絶対面白い!! とワクワクしたのを覚えています。いざいただいた脚本を読んでみると、すごくしっちゃかめっちゃかな世界観! いい意味です。BL好きな乙女の頭の中を具現化すると、こんなにもカラフルな世界になるのだなぁと楽しい気持ちになりつつ、その膨大なセリフ量に圧倒されました。大変な撮影ではありましたが、とにかく楽しかったです! 刃牙ファンの方も、刃牙初心者の方も、楽しんでいただける内容になっているかと思います。ぜひお楽しみに」とコメントを寄せている。

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「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間30日考えた乙女の記録ッッ」原作本

 原案の金田は、「わたしの本は、板垣恵介先生の人気格闘マンガ『グラップラー刃牙』シリーズについて、男同士のラブが描かれているのでは? すなわち、BL(ボーイズラブ)なのでは? と妄想して読み解いていくという奇書です。このように自由に妄想をしつつ少年マンガを読むというのは、オタク女子にとってはごく一般的な習性なのですが、わたしのフリーダムな感想文が、板垣恵介先生から許可をいただいて商業書籍として出版できたのは、出版業界でもかなり異例なことだと思います。板垣先生、刃牙さん、ありがとうございます。その後、『この本を原案としてドラマ化したい』という企画書を頂戴したわけですが、奇書を堂々と出版したわたしの目から見ても、ドラマ化という発想があまりにも奇怪で、最初は『騙されているのでは?』と思いました。しかし意外にもわたしを騙そうとする陰謀ではなく、まじめな企画だったので、『わたしは一向にかまわんッッ』とお返事しました」とドラマ化となった経緯を振り返る。

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 また、「主演が演技派として高名な松本穂香さんに決まったときは、非常に嬉しく思いました。このドラマのヒロインはわたし自身ではないので、年齢も経歴も性格もわたしとは違うのですが、ある意味で『わたしを擬人化したら松本穂香さんになる』ということですよね。たいへん光栄に思っています。ドラマ化については、制作チームを信頼して何もかもお任せしています。『グラップラー刃牙』シリーズのファンも、妄想なら我にも語らせろというオタク女子も、松本穂香さんのファンも、それぞれに楽しんでいただけると思います」と語っている。(編集部・梅山富美子)

WOWOWオリジナルドラマ「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」は8月放送・配信スタート(全7話)
TELASAでは各話終了後配信スタート

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