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岸井ゆきの&浜辺美波が親友役!「やがて海へと届く」が映画化

写真家・木村和平が撮影
写真家・木村和平が撮影 - (C) 2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

 女優の岸井ゆきの浜辺美波が、彩瀬まるの同名小説を映画化する『やがて海へと届く』で親友役で共演することが明らかになった。監督・脚本は、『四月の永い夢』『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎が務め、2022年春に公開される。

【写真】中学時代の浜辺美波!

 主演の岸井が演じるのは、自分にないものを持つ親友のすみれ(浜辺)に密かに憧れ、突然消息を絶ったすみれの死を受け入れられずにいる主人公の真奈。本作では、そんな主人公が深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿が描かれる。

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 メガホンを取った中川監督は、「誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた『ラブストーリー』だと思っています」とコメント。あわせて、写真家・木村和平がフィルムカメラで撮り下ろした岸井と浜辺の2ショット写真も公開された。(須田璃々)

コメント全文

■岸井ゆきの
自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても「今」が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています。よろしくお願いします。

■浜辺美波
どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから観返したくなりました。どんな物語なのか言葉にするのが難しいお話ではあるのですが、『やがて海へと届く』喪失を悲しみとしてだけ残さない作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。

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■彩瀬まる(原作者)
原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。
ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです。

■中川龍太郎(監督)
誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた「ラブストーリー」だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください。これまでにないタイプの愛の物語として、観客の皆様にとってきっと新しい映画体験になるはずです。

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