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名塚佳織『エウレカセブン』完結に涙で思い…作品もキャラクターも生き続ける

『交響詩篇エウレカセブン』完結 - 監督・脚本の京田知己、遠藤璃菜、名塚佳織、小清水亜美、三瓶由布子
『交響詩篇エウレカセブン』完結 - 監督・脚本の京田知己、遠藤璃菜、名塚佳織、小清水亜美、三瓶由布子

 27日、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」を新たに映画化した3部作の完結編となる『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の公開記念舞台あいさつが都内で行われ、声優の名塚佳織遠藤璃菜小清水亜美三瓶由布子、そして監督・脚本の京田知己が出席。2005年のテレビシリーズ放送開始から16年を経て、いよいよ完結を迎えた心境を語った。

「エウレカセブン」キャストが最後を語る1か月前のイベント動画

 前作『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』(2018)から10年後を舞台に、地球における混乱の元凶となったエウレカが、過去の自分と同じ能力を持つ少女と出会い、世界と彼女を守るために奮闘する本作。エウレカを担当してきた名塚は、第2子を妊娠中で「なんとか今日を迎えることができて、そしてわたしもここに登壇することができて本当に良かったなと思っております」と感無量の表情を見せた。

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 16年続いたシリーズの完結を迎え、名塚は「1か月前にイベントをやらせていただいた時は、まだ16年というのも、最後というのも実感がなかったんですが、そこから自分の中でカウントダウンをしていたような感じがしていて、昨日の夜はいよいよだなと思っていました。皆さんとお会いしてお話しするのが、一応、最後になるのかもしれないと思ったらさみしい気持ちになりました」としみじみ。

 一方、アネモネ役の小清水は「何より16年経っていることに驚いています」と心境を明かすと「声優デビューが16歳だったんですよ。そこから16年以上経っているのも驚きですし、『交響詩篇エウレカセブン』という作品と、アネモネという役がなかったら、今の自分の声優の形はありえなかったなと思っていて、なんだか終わる実感も持ちきれずにいて。まだ自分の中では続いている。自分が生きている限りは続いているという気持ちでいますね」とシリーズへの思いをせつせつと語る。レントン役の三瓶も「小清水さんの気持ちがすごくよくわかりますね。作品を見返したりしたんですが、最後まで本当に愛の物語だったなと思いました」と付け加えた。

 その後も、本作の見どころや、クライマックスなどについて濃密なトークを繰り広げた登壇者たち。三瓶は、締めくくりに「テレビシリーズからはじまって16年間。完結まで導いてくださった監督とスタッフの皆さんと同じチームで作品を作ることができたことは、本当に光栄だなと思っています。エウレカに恋をして幸せでした」とコメント。さらに小清水が「こうして皆さんとお話をしていて、おしまいなんだなという気持ちがどんどんふくれあがってきました。16年という期間でひとりの役を、いろんな年齢もそうですし、いろんな表情を演じることができたのは役者冥利(みょうり)に尽きるというか。楽しかったなとあらためて思っています」と続けた。

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 そして名塚は「完結ではあるんですけど、作品もキャラクターもずっと私たちの中に生き続けるんだなというのは、辻谷(耕史)さんや藤原(啓治)さんが教えてくださったなと思っています」と故人をしのぶと、その瞳には涙が。「新しいキャストの皆さんが引き継いでくださったりとか、そういう形でつなげてきたんですけど、そのバトンを最後までしっかりとつなげることができたんじゃないかなと、個人的には思っています。いろんな思いを込めてのエウレカなので、これからもずっと長い間、皆さんの心に残り続けてくれたらうれしいなと思います」と語ると、瞳から涙がこぼれ落ちた。その後、登壇者たちが退出する際も鳴りやまない拍手。登壇者たちも手をふって、観客の思いをしっかりと受け取っていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』は全国公開中

「エウレカセブン」エウレカ・名塚佳織、“最後”を実感!映画『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』公開直前イベント » 動画の詳細
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