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ダイアナ元妃そっくりと話題!クリステン・スチュワートの演技を支えた思い

『スペンサー』のクリステン・スチュワート
『スペンサー』のクリステン・スチュワート - Photo credit:Pablo Larrain

 クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じ、今年の第78回ベネチア国際映画祭でプレミア上映された話題作『スペンサー』。チャールズ皇太子の不倫に苦しみ、孤立した30歳のダイアナ元妃が、王室とすごす最後のクリスマス休暇の3日間を描いている。スチュワートは、ダイアナ元妃のイメージを忠実に再現した外見から、身振りや話し方まで彼女に成り切って見事な演技を披露。米国アカデミー賞の主演女優賞候補入りも有力視されている。先日、現地メディアのDeadlineが主催したイベントに、クリステンと監督のパブロ・ララインが参加し、本作について語った。

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 当時のダイアナ元妃とほぼ同年齢の31歳になるスチュワートは、撮影前に相当なリサーチを重ねたという。「彼女のことを大好きでなければ、私は今ここにはいないし、この役を演じることもありませんでした。彼女のことを愛するのはとても簡単だった。その理由を考えることもできるけど、人々のなかには、もとからそういう(愛される)ものを持っている人がいるんです」

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 本作の見どころの一つとなるのが、別居中のダイアナとチャールズが、久しぶりに2人だけで会話を交わすシーン。ダイアナは、幼い息子たちに銃を練習させてキジ撃ちに連れて行こうとするチャールズに反対し、一方のチャールズはダイアナに、王室の人間として、自分がしたくないこともする必要性を説く。

 「狩りについてのこの奇妙な会話に、私たちが、彼女や彼らについて知っていることや、全てのテーマが凝縮されています。ずっとこの瞬間を待っていた観客は、『ようやく彼らが話すんだ』と思うでしょう。でも私たちの会話はとても遠回しで、お互いの質問には答えず、ただ話題を変え続けます。具体的な会話以上に、(2人の関係がどんな状態にあるのかを)ずっと明確に伝えているんです」

 離婚を決意することになるダイアナの視点から、彼女が精神的に消耗しきっていたことが描かれる本作。「ダイアナは、人々が感情移入することのできた、初めての王室の一員だった」とクリステンは語る。「私たちは同じ人間で、それほど大きく違わない。彼女は、そういうことを、感情をあらわにして表現するから、人々は『私みたいだ』って思えるんです。それは、国がバラバラになるのを防ぐための、偽りの夢に基づいた、偽りの理想なんかじゃない。彼女はリアルに感じられる夢を人々に提供してくれたんです。彼女を知ることができてよかったと思うけど、一方でそうではないとも言えます。なぜなら、本当の意味で彼女を知ることはできないのだから」

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 『パニック・ルーム』(2002)で子役として注目を浴び、すでに20年以上のキャリアを誇るクリステン。『トワイライト』シリーズの頃は、まだメディアに対する受け答えもぎこちなかったが、今の彼女には大人の女性としての責任感と自信がみなぎっているかのようだ。最近、脚本家/女優のディラン・メイヤーとの婚約を発表し、作家リディア・ユクナヴィッチの自叙伝「The Chronology of Water」の映画化作品で初めて監督にも挑戦する予定で、公私ともに今ノリに乗っている。(取材・文:吉川優子 / Yuko Yoshikawa)

映画『スペンサー』は2022年全国公開予定

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