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ドラマ「最愛」考察 大ちゃん犯人説に騒然

松下洸平(10月撮影)
松下洸平(10月撮影)

 いよいよ最終回を残すのみとなったドラマ「最愛」(金曜22時~TBS系)。10日に放送された第9話のラストでは、大輝(松下洸平)が事件に関わっていた可能性が浮上し、視聴者を騒然とさせた。

大ちゃんが…「最愛」第9話【写真26枚】

 15年前に起きた失踪事件が現在の殺人事件へとつながる「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高由里子)と、梨央の初恋相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を軸としたオリジナルのサスペンス・ラブストーリー。失踪から15年後に白骨遺体で発見された渡辺康介(朝井大智)と、その10日後に遺体で発見された康介の父・昭(酒向芳)、2つの未解決事件をめぐる物語が展開する。第7話ではフリーライターの橘しおり(田中みな実)が遺体となって発見され、昭殺害事件とのつながりが疑われている。

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 梨央の母親で真田ホールディングスの社長・梓(薬師丸ひろ子)のモノローグから始まる第9話。梨央が社長を務める真田ウェルネスの寄付金詐欺疑惑と、しおりの不審死に関する記事が出たことによって起こった騒動の責任を梓が取る姿などが描かれたが、ラストには、大輝が後輩の藤井(岡山天音)から15年前の事件の現場にいたかを聞かれる波乱の展開が待っていた。

 前週ふらっと大輝の前に現れた富山県警の刑事・藤井隼人。「また仕事でこっち来たんか?」と大輝に聞かれても、「まあ、ちょっと。あの……」と言いかけたところで「いえ、なんでもないです」と言って去って行った。その後、街で藤井らしき人物と梓を見かけた大輝は「聞きたいことがある」と藤井に連絡をし、会いに行った。

 「真田梓が出頭するそうや。彼女に会っとったやろ?」と問いかける大輝に対して、「俺も先輩に聞きたいことあったんです。15年前、あの台風の夜、本当は事件の現場におりましたよね?」と返す藤井。藤井を見る大輝の目は鋭く、かつて見たことがないような硬い表情だった。

 背筋が凍る二人のやり取りに、ネット上は騒然。大輝の犯人説は視聴者の間で盛り上がる考察に根強くあったものの、怪しまれていた藤井ではなく、大輝にスポットが当たった瞬間、事件に大輝が関わっていないことを願う人や、最愛のために道を踏み外す大輝を見たいという声など、様々な意見が上がった。

 犯人は一体誰なのか? 最終回(17日放送)では全ての事件の真実が明らかになると予告されている。(清水一)

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