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「アバランチ」最終回、綾野剛の名言に沸く カッコよさの極み

「アバランチ」最終回より綾野剛
「アバランチ」最終回より綾野剛

 20日、綾野剛主演の月10ドラマ「アバランチ」(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜午後10時~)最終回が放送され、綾野演じる主人公・羽生の名ゼリフをはじめ、最終回にふさわしい“雪崩”の連続で視聴者を沸かせた(※ネタバレあり。最終回の詳細に触れています)

【写真】伏線回収&衝撃展開の「アバランチ」最終回、名場面集

 本作は、綾野演じる主人公・羽生ら謎のアウトロー集団アバランチが、「見えない巨悪」に破天荒な方法で制裁を下していくサスペンスアクション。先々週8話のラストでは、3年前の偽装テロ事件で死亡したと思われていた羽生の上司・藤田(駿河太郎)が実は生きていたことが判明。先週9話では、藤田がアバランチを狙う内閣官房副長官・大山(渡部篤郎)直轄の秘密組織・極東リサーチのメンバーとして暗躍していたことが明かされた。最終回では、その藤田と羽生の決着、大山の罠でテロリストの汚名をきせられ国民の敵となったアバランチの行く末が描かれた。

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 アバランチのリーダー・山守(木村佳乃)が大山に動きを封じられ、「自首するほかない」とメンバーに告げる前半から一転、“雪崩”が起きたのは30分過ぎてからのこと。ここで活躍したのが西城(福士蒼汰)の父親(飯田基祐)で、極東リサーチに武器を横流ししていた不正をマスコミに告白。ここから一気に大山とアバランチの形勢が逆転していくこととなった。

 中でも視聴者を沸かせたのが、前半の極東リサーチVS羽生のアクション。アバランチのアジトに極東リサーチが到着するなり、爆弾センサーが仕掛けられた部屋で羽生がお出迎え。中国でアクションスターとして活躍する木幡竜演じる貝原と熾烈な肉弾戦を繰り広げるも、最終的には羽生が敵を出し抜くかたちで「極東、意外とピュアだな」の捨て台詞を残して颯爽と去っていく……という展開に、SNS上では「笑った」「ツボ」「名言」とリアクションが寄せられていた。

 途中、藤田に撃たれた羽生がリナ(高橋メアリージュン)に応急処置を受ける場面では「3、2、1」の合図で弾を抜くところを、いきなり「3」で抜くという豪快な処置に羽生が悶絶し、ネット上にはwのマークが連発。栄養食らしきものをほおばりながら「一人で無茶するからだよ(ムシャムシャ)」とつぶやく牧原(千葉雄大)に羽生が「今は癒やされたい……」と訴えるなど、つかの間の笑いがこぼれる場面で視聴者をほっこりさせていた。

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 また、SNS上では羽生が警察に取り押さえられようとしていたときに総理(利重剛)に見せようとしていたあるモノが話題を呼んでいたが、後に亡くなったメンバーのウチさんこと打本(田中要次)の“置き土産”であったことが判明。今は亡きメンバーが、アバランチの反撃のカギを担っていたという展開も「泣ける」と注目を浴びていた。

 どんでん返しの展開に大いに沸いた最終回だが、ラストは“その後”の物語を想起させるもので、続編や映画化を期待する声が多く寄せられていた。(編集部・石井百合子)

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