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ドラマ「岸辺露伴は動かない」第4話ザ・ラン、冒頭から名セリフ!笠松将の筋肉まで「再現度高い」と反響

原作エピソードが交差する構成も話題に第4話「ザ・ラン」の笠松将と高橋一生
原作エピソードが交差する構成も話題に第4話「ザ・ラン」の笠松将と高橋一生 - (C)NHK

 俳優・高橋一生主演で、漫画家・荒木飛呂彦の短編ストーリーを実写化した「岸辺露伴は動かない」の第4話「ザ・ラン」が27日、NHK総合で放送された。昨年末の第1弾から約1年ぶりの新作となり、今回も冒頭から原作要素の再現や名セリフが次々に登場。Twitterでは、高橋演じる露伴をはじめ、キャスト陣の熱演や巧みな構成に称賛が集まった。(以下、第4話の内容に触れています)

ドラマ「岸辺露伴は動かない」キャラクタービジュアル

 「岸辺露伴は動かない」は、荒木の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する人気キャラクター・岸辺露伴の不思議な体験をつづる短編シリーズ。本にした人間の秘密を知り、指示を書き込める特殊能力ヘブンズ・ドアーを持つ風変わりな漫画家・露伴が、担当編集の泉京香(飯豊まりえ)を相棒に、奇妙な出来事の数々と対峙する。

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 今回も露伴の”漫画体操”から幕をあける冒頭では、妖怪伝説の残る山を購入するために、露伴が不動産屋と交渉する、第6話「六壁坂」を補完するエピソードから幕開け。原作では描写されていない場面だが、漫画のために大金をはたくことに疑問を呈した不動産屋に、露伴が「この岸辺露伴が……金やちやほやされるためにマンガを描いてると思っていたのかァーッ!!」と反論。開始数分で「ジョジョ」の名セリフが飛び出す。「ッ」まで再現した原作愛あふれる字幕も健在だ。

 さらに、カフェで待ち合わせた担当編集・京香との会話では、ド・スタールの画集をめぐるやりとりから、漫画家との打ち合わせに「6分」も早く着いた京香を注意する露伴、ファンに一瞬でサインを描くサービスなど、相手や細かい描写は変わっているものの、次々と原作要素が登場した。

 露伴の回想で語られる「ザ・ラン」は、スポーツジムで露伴が知り合った、走りにこだわる駆け出しのモデル・橋本陽馬を描くエピソード。異常な肉体改造に取り憑かれる陽馬役を笠松将が務めており、人生初の食事制限で作り上げたという、まさに原作準拠の肉体美は「陽馬くん体バキバキ」「素晴らしい肉体美」「筋肉の再現凄いな」「橋本陽馬の再現度半端ない」など大反響。徐々に異常を増していく陽馬を体現した怪演も相まって、SNSでも称賛の声が多数寄せられている。

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 また後半では、陽馬の異常性が、ある「場所」に関連していることが示唆され、第3夜へとつながりそうな、ドラマならではの展開に。アニメ「ジョジョ」も手がける脚本家・小林靖子による、原作を理解した巧みな改変と構成に、「内容の取捨選択がうますぎる」「信頼と実績の脚本家」など、その手腕を評価する声が上がった。

 さらにエンドロールでは、アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険」で露伴の声を担当した声優・櫻井孝宏と、第6部「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」で主人公・空条徐倫の声を担当する声優・ファイルーズあいが「ジム会員の声」で本編に参加していたことも明かされている。

 ドラマ「岸辺露伴は動かない」は、28日に「ジョジョの奇妙な冒険」のエピソードが基になる第5話「背中の正面」、翌29日に第6話「六壁坂」(各午後10:00~10:49)が放送予定。(BS4Kでは30日午後7:30~3話一挙放送)(編集部・入倉功一)

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