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横浜流星の意外な素顔とは?佐野勇斗が目撃「ギャップがある」

映画『嘘喰い』で息ピッタリのバディを演じた横浜流星と佐野勇斗
映画『嘘喰い』で息ピッタリのバディを演じた横浜流星と佐野勇斗

 シリーズ累計880万部を突破する人気漫画を映画化した『嘘喰い』で、初共演を果たした横浜流星佐野勇斗。劇中では天才ギャンブラー“嘘喰い”こと斑目貘、彼を慕う梶隆臣として、息ぴったりのバディぶりを披露している。今回の共演を経てプライベートでも仲良くなったという彼ら。距離感の近い間柄だからこそ知るお互いの素顔や、役柄との共通点を語り合うとともに、「役者として分岐点にいる」という横浜が今の心境を明かした。

【写真】カッコ良すぎる!横浜流星&佐野勇斗インタビューカット集

横浜流星、覚悟の銀髪!「勇斗とならいいバディになれる」

横浜流星、佐野勇斗

Q:人気キャラクターを演じる上でプレッシャーを感じたことや、覚悟をしたことがあれば教えてください。

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横浜流星(以下、横浜):迫(稔雄)先生の生み出した大切な原作をリスペクトした上で、僕らがやるからにはさらにパワーアップしたものにしなければいけないという責任を感じました。貘のトレードマークでもある銀髪はカツラでやるという案もありましたが、一つの覚悟として実際に銀髪にすることから役づくりを始めました。『嘘喰い』の登場人物はそれぞれのキャラクター性がとても強いので、実写としてはそこに寄せすぎてしまうと違和感があるのかなとも思い、まずは貘に人間味を与えたいなという思いもあって。貘には絶対的な自信があるので、その自信を柱に貘として生きていきました。

佐野勇斗(以下、佐野):僕自身も漫画がすごく好きなので、漫画原作の実写化となると「どんなものなのだろう」と思って観てしまうところもあって。それだけに原作ファンの方に失礼のないものにしたいという思いが、真っ先に頭に浮かびました。流星くんが言ったようにキャラクター性の強い登場人物が多い中でも、梶は一番普通の感覚を持っている青年。観客の方に寄り添ってもらえるような梶にしたいなと思っていました。

Q:カリスマ性あふれる天才ギャンブラーの貘と、彼に影響を受けていく梶。お互いの目からご覧になって「役柄とぴったりだな」と思う点はどのようなことでしょうか。

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横浜:まずはちょっとお人好しなところ(笑)。貘にすり寄ってきた人って、これまでにもたくさんいたと思うのですが、なぜ貘が梶をバディにしたのかと考えると、梶にはどこか放っておけない魅力があったからだと思うんです。勇斗にも放っておけないような愛らしさがあります。僕は誰かに対してそんなふうに感じたことはあまりなかったんですが、なぜだか勇斗は気にかけたくなる存在で。貘と梶はまったくタイプが違うけれど、信頼感でつながることでとても面白いバディになっていく。僕と勇斗が演じることで「いいバディになれるんじゃないかな」と思いましたし、勇斗には梶に共通する部分があるなと感じていたので、梶を勇斗が演じると聞いてとても楽しみになりました。

佐野:それは僕も同じです! 流星くんが貘を演じると聞いて「ぴったりだ!」と思いました。「あとは僕次第だ」と感じると、「頑張らないとな」とプレッシャーにもなって……(苦笑)。まず流星くんはカリスマ性がズバ抜けていますよね。立っているだけで様になる。貘が車から降りてくるシーンのリハーサルを見たときに、それだけで「貘だ!」と感じました。そして流星くんについていけば大丈夫と思わせてくれる頼もしさ、前に突き進む力強さも貘と同じ。銀髪も似合っていて、漫画原作のキャラクターとはいえそこにしっかりとリアルを感じさせてくれる流星くんの貘は、現場で見ていても「すごいな」と思うことばかりでした。

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佐野勇斗が知る、横浜流星の意外な素顔

横浜流星、佐野勇斗

Q:事務所の先輩、後輩の間柄となるお二人ですが、今回初共演を果たしてプライベートでも交流するようになったとのこと。完成作でお互いの表情を見て新鮮な気持ちになった場面はありますか。

横浜:梶がお金を持ち始めて、ワイワイと遊んでいるシーンがあります。梶の楽しんでいる表情がものすごくかわいくて、試写を観たときににやけてしまいました(笑)。あそこはみんな「かわいい」って思うんじゃないかな。

佐野:あはは! 僕がとても印象に残っているのは、貘と梶が初めてルーレットで勝ったときに、2人が同じポーズを決めながら喜ぶシーン。あそこは監督から「自由にやって」と言われて、流星くんと2人で「同じポーズをしよう」と考えました。休憩中なども仲良くさせてもらっていたからこそ、生まれたポーズかなと思います。

横浜:演出や台本にはなかったけれど、2人で話し合って決めたシーンでいうと、貘が梶におんぶをしてもらう場面もそうですね。貘は体力がないので、梶に背負ってもらおうということでおんぶをしてもらったんですが、本編ではカットされてしまいました(苦笑)。特典などに入るとうれしいなと思いますが、あのシーンも僕と勇斗だからこそ生まれた距離感だったなと感じています。

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Q:いろいろと相談しながらバディを作り上げていったのですね。その中で意外な素顔を垣間見る瞬間はありましたか?

横浜:共演したあとに、勇斗とこれほどプライベートでも仲良くなれたことを考えると、そういった意味でも本作で過ごした時間は貴重だったなと思います。勇斗はちょっと抜けているところもあるけれど(笑)、会うたびに本当に素直でまっすぐな人だなと感じさせてくれます。僕はそういう人が大好きなので、これからも変わらないでいてほしいです!

佐野:意外な素顔というと、実は流星くんはゲームが苦手なんです(笑)。「新しいゲームをゲットしたけれど、やり方がわからないから教えて」と連絡があって、流星くんの家に行って一緒にゲームをしました。

横浜:ゲームの接続の仕方もわからなくて……。でもやりたかったんです!

佐野:ゲームを支配する貘とのギャップがありました(笑)!

大勝負の思い出は?

横浜流星、佐野勇斗

Q:命がけの勝負に挑む登場人物たちを描く本作。お二人が「このとき思い切って大勝負に出たな」と思う経験について教えてください。

横浜:格闘家の道に進むのか、俳優としての道に進むのかと考え、こちらの道に賭けたことだと思います。俳優の道を選んで感じているのは、やっぱり僕は芝居が好きだということ。自分とはまた違う人物として生きることで、いろいろな感情を知り、人としても成長していけるのではないかと感じています。みんなで一生懸命に作品づくりに挑み、それを誰かの心に届けることができる。もちろん大変なこともありますが、本当に幸せな仕事だなと思います。

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Q:本作のようなエンタメ性の高い作品もあれば、「新聞記者」や『流浪の月』、日曜劇場「DCU」など幅広い作品に出演されています。

横浜:エンタメ性の高い作品、社会派の作品、ヒューマンドラマなどいろいろな作品にチャレンジさせていただけるようになり、今25歳になって分岐点にいるなと実感しています。分岐点だからこそしっかりと考えて、これまで以上に慎重にやっていきたいです。なるべく、新しい表情を見せられるものに挑んでいけたらうれしいなと思っています。

佐野:僕は事務所に入ってから「音楽活動と役者、どちらがやりたい?」と聞かれたときがあって。そこで僕は「どちらもやりたいし、音楽と役者に限らず全部やっていきたいです!」と答えました。小さな頃から踊ったり歌ったりするのも好きだったので、どちらにもなりたかったんです。グループでの音楽活動を通して、この人がこう立ち回るなら自分はツッコミになろう、こういうときはボケようなど、自分の立ち位置を考えて瞬時に動くことを学びました。

横浜:そうやっていくことで視野も広がるし、周り全体に目が行き届くようになるよね。

佐野:役者としては、本作で流星くんと共演させてもらったことでものすごく刺激を受けました。ストイックだし、作品にかける気合がすごい! 多分、流星くんは努力を見せないタイプだと思うんですが、家に遊びに行くと漫画がズラッと置いてあったりして、原作も相当研究しているんだなと。人には見えないところでいろいろなことを考え、突き詰めているんだと思うと僕ももっと頑張りたいなと思いました。めちゃめちゃ尊敬します。

(取材・文:成田おり枝 写真:TOWA)
映画『嘘喰い』は2月11日より全国公開

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