『燃えよドラゴン』オハラ役ボブ・ウォールさん82歳で死去

　ブルース・リーさん主演の映画『燃えよドラゴン』で、敵役のオハラを演じたことで知られる、武道家のボブ・ウォールことロバート・ウォールさんが、先月31日にアメリカ・ロサンゼルスで亡くなったと The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。82歳だった。家族は死因を公表していない。

　1939年、カリフォルニア州サンノゼ生まれのウォールさんは、ビジネスパートナーでもあったチャック・ノリスさんと共に『最後のブルース・リー／ドラゴンへの道』（1972）に出演。続く『燃えよドラゴン』では悪役ハンの手下オハラを演じ、リーさんの死後完成した『ブルース・リー／死亡遊戯』（1978）にも出演した。

　『野獣捜査線』（1985）、『地獄のコマンド』（1985）、『ファイアーウォーカー』（1986）、ドラマ「テキサス・レンジャー」（1993～）などのチャック・ノリス作品にも参加。ウォールさんの家族は、TMZ.comに「ボブは最高の夫であり父親でした。彼にとってファミリーは全てだった。彼の生涯は素晴らしいものでしたが、私たちの心には今、決して埋まることのない穴が開いています。その魂と遺産は永遠に私たちのなかに生き続けます。彼は私たちの支えでした」と声明を発表している。（編集部・入倉功一）