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広末涼子の映画デビュー作『20世紀ノスタルジア』もリバイバル!映画監督・原將人特集開催

原將人特集上映チラシビジュアル
原將人特集上映チラシビジュアル

 2018年に不慮の火事で自宅が全焼した映画監督・原將人が、家族とのゼロからの再起をつづったドキュメンタリー『焼け跡クロニクル』の公開を記念して、女優・広末涼子の映画デビュー作となった『20世紀ノスタルジア』(1997)をはじめとする代表作をリバイバル上映する「伝説的映画監督、原將人特集上映」の3月開催が決定した。

 1968年、麻布高校在学中に短編『おかしさに彩られた悲しみのバラード』で第1回フィルムアートフェスティバル東京グランプリとATG賞をダブル受賞した原監督。10代で大島渚監督『東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語』の脚本を手掛け、瀬々敬久大森一樹犬童一心ら名だたる監督が影響を公言するなど、その才能は、当時の若者世代に多大な影響を及ぼした。

 特集では、広末涼子が、自分を宇宙人だと名乗る不思議な転校生と出会う、高校生を演じた映画デビュー作『20世紀ノスタルジア』を35mm上映。さらに、インディーズ映画の傑作として語り継がれる『初国知所之天皇』(1973)、東京ドキュメンタリー映画祭2018グランプリ作品『双子暦記・私小説』(2018)に、原監督の活動を8年間にわたり追ったドキュメンタリー『映画になった男』(2018)を加えた4作品が上映される。

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『20世紀ノスタルジア』 (c)Office Shirous

 特集上映は3月11日からのアップリンク吉祥寺、アップリンク京都、京都みなみ会館を皮切りに、東京、大阪、横浜、名古屋、神戸で開催予定。3月26日よりシネ・ヌーヴォでの開催も予定されており、今後上映館が増える見込みだ。(編集部・入倉功一)

映画『焼け跡クロニクル』は2月25日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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