菅田将暉＆有村架純『花束みたいな恋をした』中国で異例のスケールで公開

　菅田将暉と有村架純が主演を務めた映画『花束みたいな恋をした』が、中国の32省で上映館3,700館、10,000スクリーン以上という近年の日本の実写映画としては異例のスケールで2月22日に封切られ、初日のみで興行収入1,028万元（約1億8,400万円）と好スタートを切った。

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　本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃し偶然出会った大学生の男女の忘れられない5年間を描くラブストーリー。ドラマ「東京ラブストーリー」「Mother」「カルテット」といった作品を生み出してきた脚本家・坂元裕二が映画初のオリジナルラブストーリーを手掛け、『罪の声』の土井裕泰が監督を務めた。

　日本では、昨年2021年1月29日に日本で公開され、SNSを中心に口コミが広がり、全国映画動員ランキング（興行通信社）で6週連続1位、15週連続トップ10にランクイン、興行収入は38億円を突破するヒットとなった。これまでに香港（2021年6月10日公開）、シンガポール（2021年6月17日公開）、韓国（2021年7月14日公開）、台湾（2021年7月16日公開）と各地で大きな反響を呼んだ。

　中国での公開に、菅田は「一年前、映画館にさまざまな制約がかかった日本でなんとか公開された、そんな作品がこんなに大きなスケールで中国の方々のもとに届けられることになるなんて、感謝の気持ちでいっぱいです。坂元さんの散りばめた素敵な台詞が言葉や文化の垣根を越えてどんな風に受けとめてもらえるのか、興味深いです。『花束みたいな恋をした』に関わった全ての方の思いがちゃんと伝わりますように」と語っている。

　また、有村は「昨今は海外へ行くこともままならない中、この作品が日本を離れ、より多くの方へ届けることのできる機会をいただけたこと、心から感謝いたします。この度は中国にて公開ということですが、大切な人と心と体で繋がり合える愛おしい時間を、思い出を、抱きしめながらご覧になっていただけたら幸せに思います」とコメントを寄せている。（編集部・梅山富美子）