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鈴木亮平、初の最優秀助演男優賞!役所広司に感謝<スピーチ全文>

第45回日本アカデミー賞

鈴木亮平
鈴木亮平 - (C) 東京写真記者協会

 第45回日本アカデミー賞授賞式が11日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、俳優の鈴木亮平が『孤狼の血 LEVEL2』の演技で最優秀助演男優賞に輝いた。鈴木が同賞で受賞するのはこれが初となり、「すごいですね……」と感無量の表情で「思い返せばスクリーンのこの世界に入りたいと思っていた子供のころから、18歳でお芝居を始めてこれまで本当にたくさんの方に迷惑をかけながら助けていただいて今日、一つの評価をいただけました。今日はその方たち一人一人の顔を思い出しながらこのブロンズを眺めて夜を過ごしたいと思います。本当にありがとうございました」と受賞の喜びを語った。

【写真】優秀助演男優賞のキャストたち

 『孤狼の血 LEVEL2』は、柚月裕子の小説を白石和彌監督が映画化した『孤狼の血』(2018)の続編。前作のマル暴の刑事・大上(役所広司)亡きあと、遺志を継いだ刑事・日岡秀一(松坂桃李)の3年後をオリジナル脚本で描いたストーリーで、鈴木が演じたのは日岡と火花を散らすオリジナルキャラクターの組長・上林成浩。3年前に殺害された会長の復讐を誓い、敵対する組員はおろか抗争を避けようとする上層部にも牙をむいていくさまを熱演。同時期に放送されたTBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で演じた、人望厚い救命救急医とのギャップも話題を呼んだ。

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 ブロンズを手に晴れやかな表情の鈴木は、前作『孤狼の血』で主演を務めた役所広司へのリスペクトを込めつつ「感謝したい人だらけなんですが、一作目の主演を務められたのが役所広司さんということで、正直LEVEL2の現場は役所さんがいないという、このプレッシャーとの戦いでした。ただ、その役所さんがいないという空白が僕たちにいいプレッシャーを生んで、このような緊張感にあふれた映画が出来上がったと思います。役所さんにこの場を借りて感謝したいと思います」と感謝の言葉を送った。なお、役所も今年同賞において優秀主演男優賞を受賞し、授賞式に参加していた。

 なお、長澤まさみら司会とのトークでは、上林と日岡が対峙する雨の中のクライマックスついて触れられると「当初は3発の予定だったけど桃李だからいいかなと思って4発目を打ったらリアクションをしてくれた」と感激した裏話も。個性的な髪型については「当初はビートたけしさんをイメージしていたが別物になった」と話していた。

 鈴木は、これまで報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞(『燃えよ剣』の演技と共に)、キネマ旬報ベスト・テン(『燃えよ剣』『土竜の唄 FINAL』と共に)、ヨコハマ映画祭などの映画賞で多くの助演男優賞を受賞。2021年は映画3本、主演連続ドラマが2本公開・放送と多忙を極めた。

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 ほか優秀助演男優賞は、阿部寛(『護られなかった者たちへ』)、堤真一(『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』)、仲野太賀(『すばらしき世界』)、村上虹郎(『孤狼の血 LEVEL2』)が受賞した。(編集部・石井百合子)

鈴木亮平スピーチ全文

 「本当にありがとうございます。自分一人では決していただけないものですのでこの作品に関わったすべての方、そしてロケに協力してくださった広島の方にまずは感謝したいと思います。いただきました。ありがとうございます」

 「感謝したい人だらけなんですが、一作目の主演を務められたのが役所広司さんということで、正直LEVEL2の現場は役所さんがいないという、このプレッシャーとの戦いでした。ただ、その役所さんがいないという空白が僕たちにいいプレッシャーを生んで、このような緊張感にあふれた映画が出来上がったと思います。役所さんにこの場を借りて感謝したいと思います」

 「すごいですね……。思い返せばスクリーンのこの世界に入りたいと思っていた子供のころから、18歳でお芝居を始めてこれまで本当にたくさんの方に迷惑をかけながら助けていただいて今日、一つの評価をいただけました。今日はその方たち、一人一人の顔を思い出しながらこのブロンズを眺めて夜を過ごしたいと思います。本当にありがとうございました」

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