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ラジー賞、ブルース・ウィリスの最低演技賞を撤回 失語症公表を受け

失語症と診断されたブルース・ウィリス
失語症と診断されたブルース・ウィリス - Jim Spellman / WireImage / Getty Images

 アメリカで公開された最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)は現地時間3月31日、失語症と診断され、俳優業引退を発表したブルース・ウィリスに贈呈した最低演技賞を撤回すると発表した。

【画像】ドラえもん役に挑戦したブルース・ウィリス

 先日発表された第42回ラジー賞では、低予算映画の出演が続くブルースのために、特別部門「ブルース・ウィリスによる2021年映画の最低演技」が創設された。ノミネートされた計8本の中から、人類と異星人との攻防を描いたSFアクション『コズミック・シン』でのブルースに最低演技賞が贈られた。

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 ラジー賞の共同創設者ジョン・ウィルソンとモー・マーフィーは、「協議を重ねた結果、ラジー賞は失語症を公表したブルース・ウィリスに贈呈した賞の取り消しを決定しました」と声明で発表。「もしも誰かの健康状態がその人の意思決定やパフォーマンスの要因になっているのならば、その人にラジー賞を与えるのは不適切です」と説明している。

 失語症は、脳の一部が損傷したことで読み書きや会話の能力が不自由になる言語障害の一種。妻のエマ・ヘミングや娘たちは現地時間30日、「失語症は彼の認知能力に影響を与えます。検討を重ねた結果、ブルースは、自身にとって非常に意味のあるキャリアを閉じることとなりました」と連名でコメントを発表していた。(編集部・倉本拓弥)

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