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劇場版『モノノ怪』制作決定 完全新作エピソードで2023年公開

劇場版『モノノ怪』ティザービジュアル
劇場版『モノノ怪』ティザービジュアル - (C)ツインエンジン

 フジテレビの深夜アニメ枠・ノイタミナで2007年に放送されたテレビアニメ「モノノ怪」の劇場版制作が、18日に行われたイベント「モノノ怪 十五周年記念祭」で発表され、特報映像とティザービジュアルが公開された。完全新作エピソードとなり、2023年の公開を予定している。

劇場版『モノノ怪』特報映像

 「モノノ怪」は、2006年にノイタミナで放送された「怪~ayakashi~ JAPANESE CLASSIC HORROR」の一編をベースに、謎の薬売り(声:櫻井孝宏)が、名作怪談をモチーフにした怪異の謎に迫るホラーアニメ。スタイリッシュなキャラクターデザインに加え、和紙の質感をテクスチャーに取り入れるなど、斬新な映像表現でも話題となった

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 特報映像は、中村健治監督演出による、新規描き下しのアニメーションカットに加え、櫻井が演じる薬売りの新規ボイスも収録。薬売り役の櫻井は、劇場版の制作に向けて「作品のルーツは2006年にノイタミナでオンエアされた『怪~ayakashi~』の一編でした。その名も『化猫』。 数年を経て『モノノ怪』が始まり、 その結びの一編もまた『化猫』でした。そして2022年。 化猫に始まり化猫に終わっていた作品が三度動き出します。 心の底から楽しみです」と意気込みを語っている。

 6月24日(20時~)から、劇場版の制作応援クラウドファンディングが開催されることも決定。目標金額は1,000万円で、日本国内では「うぶごえ」、 海外では「Kickstarter」にて行われる予定。金額に応じた9つのコースが用意されるという。

蜷川ヤエコによるビジュアル(C)モノノ怪製作委員会

 またこの日は、「モノノ怪」初の舞台化も発表。さらに、アニメの15周年にちなんで、公式Twitterにて、 毎夜連続で15名の絵師による描き下ろしビジュアルの公開企画もスタート。第1弾として、「モノノ怪」のコミカライズを担当した、蜷川ヤエコによるビジュアルが公開されている。

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 劇場版制作に向けて意気込みを語った、山本幸治プロデューサーと中村健治監督のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

プロデューサー:山本幸治

最初の作品である「化猫」を見た時、画面を見ていて酔うような感覚と、自分の現在位置を見失うような不安を覚えました。15年以上前なので当時はまだハイビジョン普及前で、画質も荒く今のような横長の16対9の画面でもない小さな画面でした。この世界観を密度の濃い大きなスクリーンで表現できたらもっとすごいことになるだろうと思いました。
中村健治監督の久しぶりの、そして原点でもある作品です。いくつもの困難を越えてようやく企画が実現しました。お楽しみに。

監督:中村健治

今、私達は個人の幸せと組織や社会全体の幸せが合致する世の中で生きているのでしょうか。
自分はあることですごく辛いのに、世の中・社会全般ではそれが普通だと判断されていたりすることはないでしょうか?
さらに言えば、歴史上で個人と社会全体の幸せが合致して上手くいっていた世界なんてあったのでしょうか?

15周年記念プロジェクト解禁PV/『劇場版 モノノ怪』超特報映像 » 動画の詳細
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