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宮崎駿監督の新作は「制作進行中」鈴木Pはジブリが忘れられないよう活動

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが30日、東京・天王洲の寺田倉庫で行われた「鈴木敏夫とジブリ展」開会セレモニーと囲み取材に出席し、現在の活動について語った。

【写真】カオナシも登場!

 2019年に行われた同展覧会の取材時、宮崎駿監督(「崎」は「たつさき」)によるスタジオジブリの新作長編アニメーション映画『君たちはどう生きるか』について、公開は「まだわからないのですが、3年後……?」と話していた鈴木。あれから約3年が経つが、鈴木は「随分日にちはたっていますが、現在制作進行中」と語るにとどまった。また、「それと、(もうひと作品は)息子の宮崎吾朗が中心となってやっています。作っている場所が僕の出身地の愛知なので、多少は(僕も)やらなければいけないことがあるんですよね」とコメントした。

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 続けて、「一番大事な僕の仕事」として、2年ごとに作品を発表していた頃を「量産体制」と表し、「最近たまにしか作らないから、みんなに忘れられるといけないから、文章を書いたり、ジブリを忘れられないための制作をやっています」と報告した。

カオナシも登場

 長崎、京都での巡回展を経て、バージョンアップして東京に帰ってきた同展覧会は、高畑勲、宮崎駿両監督と数々の名作を世に送り出してきた鈴木プロデューサーの足跡とスタジオジブリの魅力を紹介するもの。目玉は鈴木が影響を受けた漫画などの本8,800冊を集めた巨大本棚と、映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」をモチーフにした巨大空間「油屋別館」。

 鈴木は「子どもの頃から大事なものを取っておく癖があった」そうで、「こんな形で皆さんにご披露することになるとは思ってもみなかったので、ちょっと恥ずかしいんですけど、改めて思うのは年を取るのもいいことだな。今年の夏、74歳を迎えるんですけど、年を取ったことでこういう展示をやっていただけると思うと良かったな」と嬉しそうに話した。「鈴木敏夫とジブリ展」は7月1日から9月7日まで、東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催。(錦怜那)

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