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「仮面ライダーギーツ」杢代和人、バッファとして戦い抜く覚悟 原動力はファンからの愛

仮面ライダーバッファ・杢代和人、ギーツとの“バチバチ感”を感じてほしい「仮面ライダーギーツ」インタビュー » 動画の詳細

 令和仮面ライダーシリーズ第4弾「仮面ライダーギーツ」(毎週日曜午前9時~・テレビ朝日系)で、主人公のライバル、仮面ライダーバッファ/吾妻道長を演じる杢代和人。ダンス&ボーカルグループ「原因は自分にある。」の活動を経て、本作で俳優業に大きく軸足を移していく杢代が、ダンスパフォーマーから俳優として日々の撮影に取り組む姿勢、アクションへのこだわり、自身が演じる道長について語った。

【動画】ライバルはギーツだけ!仮面ライダーバッファ・杢代和人を直撃

■北村匠海、佐野勇斗の活躍から刺激

事務所の先輩に続くため、俳優業にも挑戦

 「とにかく歌って踊るのが大好きで、これまではグループでの活動自体を目標に芸能のお仕事に携わってきました」と語る杢代。一方で、徐々に俳優への興味が芽生えてきたといい、「事務所の先輩である北村匠海さん、佐野勇斗さんの俳優としての活躍に刺激を受けたのがきっかけで、少しずつオーディションを受けるようになりました」と俳優業に挑戦した理由を明かす。

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 俳優業の魅力については「共演者やスタッフの皆さんと素敵な作品を作り上げていく共同制作の楽しさ。ひとつの役に入り込むと自分を忘れるような感覚に陥るのですが、そこに醍醐味を感じています」と思い入れたっぷりに語った。

 杢代にとって仮面ライダーバッファ/吾妻道長役は、オーディションで掴んだ大役。仮面ライダーギーツに異常な執着心を燃やす一匹狼のライバル的なキャラクターであるが、そのバックボーンは多くの謎に包まれている。「そこを知ったときに魅力がさらに増すキャラクターなので、道長の発言や言動のひとつひとつを細かくチェックしてもらえると嬉しいです」

 変身者の道長は荒々しさがみなぎる人物として設定されているが、杢代が言う「役に入る」上では、変身後の仮面ライダーバッファの活躍も踏まえて役づくりをしている。「表面的に荒々しく演じるだけでは、すぐ倒されるモブキャラと区別がつきません。バッファは荒々しいだけでなく、圧倒的な強さを誇るので、その統一感をいかに出していくかが難しいところです」とその苦労を述べたが、実際に撮影現場で監督とディスカッションすることで、少しずつ役柄が見えてきたという。

■必死に食らいついて挑んだアクションシーン

縄田雄哉と作り上げるアクションも注目 - 画像は「仮面ライダーギーツ」より - (c) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 現在では、若手俳優の登竜門として定着している東映の特撮ヒーロー作品。昨今では珍しくなった長期の撮影期間を通じ、映像に即した芝居はもちろん、アクション、アフレコと様々なスキルを習得できる場であり、クランクインに向けても入念な準備が行われている。その過程で杢代が忘れられないのがアクション練習だ。「やられるシーンを想定して受け身や前転などの練習があったのですが、少し目が回りました(笑)。三半規管の問題だと思いますが、結構キツかったです」と笑みを浮かべながら振り返った。

 実際に現場に入ってからは、そうした練習の成果と、自身が培ってきたダンスの経験が大きく役に立った。第2話では、道長が複数体の敵の攻撃を交わしながら殴ったり、飛び蹴りしたりというアクションが見られる。「アクションの“手”は撮影当日、その場で付けられるので、必死に食らいついて行った感じですが、対応力はダンスの経験が生かされたと思います」。またアクションをこなしていくためには、アクション監督やバッファのスーツアクターを務める、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の縄田雄哉と一緒に作り上げていく過程が欠かせないといい、「生身のアクションもまた見どころの一つにしていきたいと思っています」と今後への意気込みを見せた。

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■ダークヒーローっぽさがドストライクの仮面ライダーバッファ

左から2番目が仮面ライダーバッファのエントリーフォーム - (c) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

「デザイアグランプリ」と呼ばれるゲームを通じて、複数の仮面ライダーの活躍が描かれる本作。レギュラーの仮面ライダーだけでも4人のキャストが発表されており、現場ではとても賑やかな撮影の日々を過ごしている。「本当にフランクで楽しい現場です。撮影の合間には、ツムリ(青島心)を含めた5人で一緒に喋っていることが多いです。現場を通じて日々仲良くなっていて、これからも仲を深めて、作品作りに良い影響を与えていければいいなと思っています」

 その中でも、ライバル関係である仮面ライダーギーツ/浮世英寿を演じる簡秀吉との芝居は、特にウエイトを置いているという。「ヒデ(簡)とのお芝居は妙な高揚感と楽しさがあります。台本を読んで英寿との場面があると『お、ヒデとの芝居だ!』とテンションがあがります」。二人は常に「バチバチ感はめちゃくちゃ出したいよね」と話し合っているそうで、「物理的にやりあうという部分ではなく、気持ちでバチバチ感を出しているつもりです」と二人のコミュニケーションを芝居に反映させつつも、「英寿は天才肌のキャラクターなので、道長としても負けていられないです」と力を込めた。

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 自身が変身する仮面ライダーバッファは、パープルとオレンジを配した少し毒々しいカラーリングにチェーンソーを想起させる武器など、悪役めいたイメージで、杢代曰く「そのダークヒーローっぽさがドストライク」と語るが、役柄としては単純な悪役ではない点を強調する。「元々口数が多い人物ではないので、セリフがある度に『これはどういうつもりで言ってるんだろう?』と考えていたのですが、ある時、道長って決して人が嫌いじゃないんだなと気付いたんです。それからは、ぶっきらぼうな中にも少しだけ人に対する“想い”を感じてもらえるような芝居を心掛けています」

■道長について色々と考察してほしい

道長は何のために戦うのか?

 クランクインは第1話に登場した、桜井景和/仮面ライダータイクーン(佐藤瑠雅)や鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ(星乃夢奈)らと共にビルの屋上で集まる場面だった。「第1話中盤の大事なシーンで、番組自体は撮影が始まって少し時間が経っていたので、現場の雰囲気に慣れつつ、お芝居に取り組んでいきました」。初めての撮影では、ベルト(デザイアドライバー)を付けた状態での出番ということもあり、「自分は仮面ライダーなんだから頑張らなくちゃな!」と気持ちを大きく鼓舞させられたという。

 また、本作に登場する仮面ライダーの変身者は、いずれも何らかの願いを叶えるべく「デザイアグランプリ」に参加しているが、「第1話を観返してもらえれば、道長がデザイアグランプリに複数回挑戦していることがわかりますし、劇中の随所に彼の背景を知る上でのヒントが隠されています。色々と考察してもらえれば嬉しいです」とアピールした。

 役者としては他のキャストと同様、まだまだ駆け出しである。「カメラがどの位置にあるか、自分がどうやって撮られているのか、現場に入って気付かされることがたくさんあります」と撮影に取り組む日々の杢代。俳優として活動していく上での原動力はどこにあるのか訊いてみると、「僕を応援してくれるファンの『愛』が原動力です」と屈託のない笑顔を浮かべて答えた。(取材・文:トヨタトモヒサ)

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