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草なぎ剛『サバカン SABAKAN』はストレートにいい映画!“夢”も語る「新しい地図で映画を」

草なぎ剛
草なぎ剛

 草なぎ剛が19日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『サバカン SABAKAN』初日舞台あいさつに出席し、「ストレートにいい映画」本作を紹介し、「夢」についての質問にも回答した。この日は番家一路原田琥之佑尾野真千子竹原ピストル番家天嵩金沢知樹監督も来場した。

『サバカン SABAKAN』キャストの笑顔!イベントの様子【写真】

 ドラマ「半沢直樹」などの脚本を担当してきた金沢知樹の初監督作となる本作は、1980年代の長崎を舞台に、愛情深い両親と暮らす小学5年生の少年・久田(番家)が、クラスメートから避けられている少年・竹本(原田)と一緒に、冒険を共有することによって親しくなっていくさまを描く。

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 大勢の観客の前に立った番家は「今回、演技初で、映画も初で主演をやらせてもらいました。『サバカン SABAKAN』はすっごく面白いので、ぜひ笑いながら観てください」とあいさつすると、原田も「ゆったりとした映画なので、皆さんゆっくりと笑いながら観てください」と続けた。

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『サバカン SABAKAN』監督&キャスト

 尾野と竹原、番家兄弟は久田の子ども時代の家族役。竹原のことを「ピーちゃん」と呼び合いワイワイするなど、家族としてのチームワークもバッチリだったが、草なぎは主人公の大人時代を演じるため、直接関わることはほとんどなく、「僕が来た時はみんな仲良くなってて。なんかつまんなかったです」とヤキモチを焼いてみせて会場は大笑い。

 さらに「本当にみんなでつくりあげている感じがあって。監督も初めてだったんで、記録さんが番家に芝居をつけていたりして。誰が監督なんだと思った」と笑顔で振り返る草なぎに、番家も「監督が芝居をつけてくれるのかと思ったら、記録さんが芝居をつけてくれて。始めての感覚でした」と続け、さらに草なぎが「本当に面白い現場。監督は長崎出身なんですけど、お友だちの方が撮影場所を見つけてくれて。長崎ならもっとメジャーなところが映りそうなんですけど、まったくそういうところではなくて。本当に手づくりなんでしたね」と振り返る。

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 また、「僕は後から入ったので、みんな僕のことなんか気にしてないんですよ。なんかいいよね、楽しそうだったよね」と強調した草なぎは、「(尾野)真千子ちゃんなんかは俺が行った時はいなくて。それと僕はいつもギターを持ち歩いているんで、竹原さんにギターを教えてもらおうかなと思ったら竹原さんもいないし。なんだかなと思ったけど、まあでも僕は大人の役なんでしょうがないですよね。長崎の景色もきれいだったし」とボヤきつつも、会場を沸かせた。

 とは言いながらも本作は本当にお気に入りのようで、「監督、本当にすごいと思います。本当に天才です。もちろんいい映画っていっぱいありますよ。(香取慎吾主演の)『犬も食わねどチャーリーは笑う』とか。でもストレートにいい映画ってあまりないんですよね。この映画はストレートにいいの」と熱弁すると、会場から拍手がわき起こった。

 さらにこの日は「夢」について質問された登壇者たち。それには「(尾野)真千子ちゃんとまた共演したいね」と軽口をたたく草なぎに、「それは近い夢じゃないの。もっとあるでしょ」と促してみせる尾野。その勢いに「(尾野)真千子ちゃん、グイグイくるね。なんだろうな」とあらためて考えてみて、「新しい地図で映画を撮ると言って(『クソ野郎と美しき世界』の続編)撮ってないんですよ。真千子ちゃんとやったやつを、またやるといって、それっきりやってないの。だからそれをやりたいなと。やっぱり映画とか撮りたいですよ」と語った草なぎに会場からも大きな期待をこめて、拍手が送られた。

 ちなみに主演の番家の夢は「小さい頃は宇宙飛行士になりたいと思ってたけど、今はお金持ちになりたい」、そして原田の夢は「僕はけっこういっぱいあって。映画監督もやりたいし。でも今、一番なりたいのは、投資家かバーテンダーの二択」とそれぞれにどこか現実的な解答を寄せて会場を笑わせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『サバカン SABAKAN』は全国公開中

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