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『NOPE/ノープ』緊迫の本編シーン公開!ジョーダン・ピールがタイトルに込めた遊び心とは?

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ジョーダン・ピールの最新作『NOPE/ノープ』は8月26日(金)から全国公開
ジョーダン・ピールの最新作『NOPE/ノープ』は8月26日(金)から全国公開 - (C) 2021 UNIVERSAL STUDIOS

 ジョーダン・ピール監督の新作映画『NOPE/ノープ』(8月26日公開)より、主人公のOJがエメラルドに謎の飛行物体を見てしまったことを告白する緊迫の一場面を切り取った本編映像が公開された。

『NOPE/ノープ』本編映像【動画】

 本作は、『ゲット・アウト』『アス』などで知られるピール監督の新作映画。広大な敷地の牧場経営で生計を立てる一家の長男OJ=オーティス・ジュニア(ダニエル・カルーヤ)と、その妹エメラルド(キキ・パーマー)が、突如飛来した飛行物体らしき“何か”を目撃。OJは父親の不可解な死の直前に雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かし、やがて兄妹はその飛行物体の物的証拠を収める“バズり動画”を撮影することを思いつく。

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 今回、OJがエメラルドに謎の飛行物体を見てしまったことを告白するシーンを切り取った本編映像が公開。父親が謎の死を遂げたその直後に、上空で“あるもの”を見たとOJが妹のエメラルドに明かすワンシーン。神妙な面持ちのOJを心配しながら「何を見たの?」と静かに質問を投げかけていくエメラルド。突如、空に現れた巨大で速すぎる何か。想像を絶する脅威の襲来に静かに怯え、絶望する主人公たちの姿が緊迫感を高める仕上がりとなっている。

 本作のタイトルである「NOPE」とは、直訳では否定の意味を持つ言葉。ピール監督が本作を書き上げ始めたのが、世界的なパンデミックの脅威にさらされた2020年だった。ピール監督は「とんでもない時期だった。あの年に起きて今も続くあらゆる恐ろしい出来事を『NOPE/ノープ』はいろんな意味で反映している。僕にとってこの作品は、日常からの逃避みたいなものだし、観客も、皆さんの現実を忘れるきっかけになれば嬉しい」と当時を振り返る。タイトルのほかにも、OJが空の脅威に絶望してか、劇中で「NOPE」とつぶやくシーンも予告映像から確認できるが、このたった一言に対してさまざまな憶測がなされた。

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 ピールはこのタイトルの意味について「『ノープ(Nope)』という言葉にはいろんな意味合いがあるけれど、例えば僕はいつも、作品を観てくれる人たちの頭の中を覗いてみたくなるんだ。で、思うにきっと、ホラー映画は観たくないとか、あんなに暗くて異常な世界なんて『ムリ(Nope)』と言う人が結構いるのではないかなと思った。タイトルはそういう皆さんへの誘いでもある。『気持ちはわかるよ。確かに怖い映画だ。でもね、そんなあなたを知ったうえで、このジャンルに招待している。席を用意しましたのでどうぞ』という僕の気持ちを表しているんだよ。特に僕ら黒人はシンプルに反応するしね。どうしても『ムリ! やめて! 抜ける! 俺、消えるから!』と言っちゃうから」と説明。ピール監督らしい遊び心あふれる理由がタイトルに込められている。(編集部・大内啓輔)

この男が見たものは…?映画『NOPE/ノープ』 本編シーン » 動画の詳細
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