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阿部寛「試写会で自然に涙が…」主演映画でドラムに挑戦、愛着たっぷりに

警察音楽隊のメンバーを演じた阿部寛と清野菜名
警察音楽隊のメンバーを演じた阿部寛と清野菜名

 俳優の阿部寛が26日、都内で行われた映画『異動辞令は音楽隊!』の初日舞台あいさつに登壇。劇中では苦手だったというドラムにも挑戦し、思い入れたっぷりになったことを明かした。

Official髭男dismの主題歌入り『異動辞令は音楽隊!』予告編

 本作は、行き過ぎた捜査の末、警察音楽隊に異動することになった鬼刑事が仲間たちと奮闘する姿を描く人間ドラマ。内田英治監督がYouTubeで偶然見かけた警察音楽隊の映像に着想を得てオリジナル脚本も執筆している。この日は阿部のほか、共演者の清野菜名磯村勇斗高杉真宙モトーラ世理奈、内田監督も来場した。

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 阿部は劇中でドラムを演奏する役どころだが、撮影のために自ら練習してドラムを覚えたことで愛着が湧いたという。「(撮影が)終わったときにドラムを買おうかなって思ったくらいです。未だに悩んでいます。せっかく覚えたのに。でも家には置けないし、音の大きさもあるしって……」と照れ臭そうに話す。

 オファーをもらった当初は「なんでドラム?」と思うほど、ドラムが実は苦手だったとのこと。「楽器は苦手。しかもドラムは一番苦手。ドラムを叩く役というのは、一番俺に来て欲しくない役でもありました」と明かし、「でも、内田さん自体が音楽映画が初めてだと聞いて、内田さんと一緒にそういうものに挑んでいけたらいいなってお受けしました」と監督から背中を押される形で出演を決めたという。

 そんな阿部に対して内田監督は「主人公にはもともとサックスかトランペットで考えていたのですが、阿部さんならドラムだろうと。阿部さんが叩いているとき、感情が芝居に出ていて、そういうところがすごく好きでした」と様子を紹介。これに阿部は「苦手なので芝居どころじゃなかったんですけど、それが逆に(表情作りなど演技面で)良かったなって思いました」とコメント。思い入れのある作品になったといい、「試写会で自然に涙が出ました。人生何度でも変われる。今、生きづらい人もいると思いますが、そういう人にとっても何かヒントを与えてくれる映画になっていると思います」と胸を張った。

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 清野も「(阿部が)撮影のどの合間にも、ずっとドラムのスティックを持って練習していて、その姿に勇気をもらえました。かっこいいなって。私もトランペットを頑張ろうっていう気持ちになれました」と振り返る。磯村も過去に作品でドラムに取り組んだことを振り返りつつ、「自分もやったからこそ、阿部さんのドラムのシーンを見ていて、かっこよくて鳥肌が立ちました」と話す。

 また、高杉は阿部についての第一印象は「背が高い!」だったそうで「僕は斜に構えた役で、阿部さんに突っかかる感じの演技が多かったんですけど、阿部さんが来ると(大きくて)緊張しました」と笑みを浮かべる。阿部もその高杉とのやりとりなどを振り返り、「すごく好きでした。若いのに、よく来てくれたって」と笑顔で感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)

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