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『ハムナプトラ』俳優、体重272キロの男を演じた復帰作で受賞!

第47回トロント国際映画祭

トロフィーを手に感極まるブレンダン・フレイザー
トロフィーを手に感極まるブレンダン・フレイザー - Tommaso Boddi / Getty Images

 『ハムナプトラ』シリーズで知られるブレンダン・フレイザーが、復帰作となる映画『ザ・ホエール(原題) / The Whale』での卓越した演技を評価され、第47回トロント国際映画祭トリビュート・アワードを受賞した。

【画像】ブレンダン・フレイザーの過去から現在まで

 『ザ・ホエール(原題)』は、『マザー!』(2017)以来となるダーレン・アロノフスキー監督作。劇作家サミュエル・D・ハンターが2012年に発表した同名舞台劇を基に、ゲイの恋人を選んで家族を捨て、その恋人の死後、贖罪するかのように暴飲暴食を繰り返して体重600ポンド(約272キロ)となったチャーリーの物語だ。死期を悟ったチャーリーは疎遠になっていた娘(セイディー・シンク)を部屋に呼び寄せるが、娘は彼に対して大きな怒りを抱えていて……。

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 病的な肥満のチャーリーは自力で歩くことすらままならないため、映画はほぼ彼の部屋のみで展開する。それでも娘、看護師、宣教師ら部屋を訪れるキャラクターたちによって物語の全貌が少しずつ明らかになっていくさまがスリリングで、観客を飽きさせない。

 ブレンダンはシーンに応じて50ポンド~300ポンド(約23キロ~136キロ)のファットスーツを着用しており、その熱演によって、孤独と肥満による痛みが伝わりすぎて苦しいほどだ。自分の存在についてはおぞましく感じ、見た目以上の部分を見られていないものの、他者の美点はきちんと見ることができるチャーリーを時にどこかチャーミングに演じている。待ち受けるエンディングは、ハンカチなしでは観られない。

 トリビュート・アワードのトロフィーを手にしたブレンダンは「ワオ、これは僕にとって新しいこと。なぜなら普通、僕は壇上で受賞者にトロフィーを渡す側だから。最後に自分の名前が呼ばれて賞を受け取ったのは、小学校4年生の時だったと思う」とジョークを飛ばしながらも、感極まった表情。壇上から降りた後も、トロフィーを本当に大切そうに眺める姿が印象的だった。

 また、授賞式には Share Her Journey グラウンドブレイカー・アワードを受賞したミシェル・ヨーも参加。『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)のブレンダンとミシェルが再会し、ハグする姿もファンを感激させた。

 ブレンダンは2018年、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)の元会長フィリップ・バークから2003年にセクハラを受けてウツ状態になったことが、ハリウッドの表舞台から去ることになった一因だと米GQ誌に告白している。『ザ・ホエール(原題)』は12月9日全米公開。(編集部・市川遥)

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