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乳がん再検査に揺れる母娘『あつい胸さわぎ』奥平大兼&前田敦子ら出演

主人公・千夏が思いを寄せる同級生の川柳光輝(奥平大兼)
主人公・千夏が思いを寄せる同級生の川柳光輝(奥平大兼)

 吉田美月喜常盤貴子が主演を務める映画『あつい胸さわぎ』に出演するキャストが新たに発表され、奥平大兼前田敦子などが出演することが明らかになった。

吉田美月喜&常盤貴子が母娘役『あつい胸さわぎ』メインビジュアルほか【画像】

 演劇ユニット「iaku」の横山拓也が母と娘の視点から乳がんをテーマに描いた舞台「あつい胸さわぎ」を映画化する本作。監督を上海国際映画祭にてアジア新人賞を受賞したまつむらしんご、脚本を『凶悪』などの高橋泉が手掛け、灯台のある港町の古い一軒家に住む母娘の物語が展開する。

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 母の昭子(常盤)と暮らす武藤千夏(吉田)は念願の芸大に合格し、忙しい毎日を送っていた。大学から出された小説の課題「初恋の思い出」で千夏は幼なじみの光輝のことに頭を悩ませる。ある日、昭子は千夏の部屋で娘が受けた乳がん検診の再検査に関わるお知らせを見つける。

 今回、吉田と常盤に続く新たなキャストが発表。映画『MOTHER マザー』で数々の映画賞を受賞した奥平が、千夏の幼なじみで彼女が思いを寄せる同級生の川柳光輝、前田が千夏に影響を与える友人で、昭子の同僚の花内透子にふんする。二人は“サーカス”を機につながり、物語に大きな影響を与え、千夏の胸さわぎのきっかけになる重要な役どころを担う。

 また、アーティストとしても活躍する佐藤緋美が千夏の幼なじみのター坊、本作のプロデューサーとしても参加している石原理衣がその母親、三浦誠己が昭子の勤める工場に赴任してくる上司の男をそれぞれ演じる。(編集部・大内啓輔)

映画『あつい胸さわぎ』は2023年に全国公開

まつむらしんご監督コメント

3年前の夏、東京の小さな劇場で舞台「あつい胸さわぎ」を観たことが全てのはじまりでした。あまりにも理不尽な人生の試練に向き合う18歳の主人公に、客席からどうしてもエールを送りたくなってしまいました。「君は大丈夫だよ」。ただそれだけを言いたくて映画化を目指しました。そして、これ以上ないキャストが集まってくれたおかげで、僕にとって一生忘れられない映画をつくる事ができました。

横山拓也(原作者)コメント

舞台は、たった5人の登場人物と、抽象的な舞台セットでドラマが進行する。部屋の中、職場、サーカス会場、パン屋さんなど、観客の脳内で場面をイメージしてもらう。当たり前だけど、映画になれば、その全てが具体的な画として現れる。「そうか。登場人物たちはこんな風景を見ていたのか……」。舞台を観てくれたお客様にも同じ体験をしてもらいたい。

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