奥平大兼、連続ドラマ初主演「税金で買った本」の座長ぶりを絶賛される

俳優の奥平大兼が3日、NHK放送センターで行われたNHK夜ドラ「税金で買った本」(8月24日放送開始)取材会に、共演の西野七瀬、青木マッチョ、プロデューサーの古和田早紀と共に出席。奥平は「とても居心地が良かったので、変に盛り上げなくても良かった」と撮影を振り返った。
本作は、原作・ずいの、漫画・系山冏の同名コミックを実写ドラマ化。10年ぶりに図書館を訪れたヤンキー高校生・石平紀一(奥平)が、ひょんなことからバイトをすることになり、図書館を訪れる人たちを通して、どこか満たされない気持ちが変化していく姿を描くヒューマンコメディ。
ヤンキー高校生という役に奥平は「これまでの俳優人生のなかで、ヤンキー役をやることがあまりなかったので、そこをどうするかというところから始めました」と役へのアプローチ方法を述べると「もちろん原作を参考にしながら、でも実写化することの意味みたいなところのバランスを監督と話し合いました。僕が原作を読んだとき、石平が少し昔のヤンキーのように感じたので、そのさじ加減も考えながら演じました」と語る。
映画『MOTHER マザー』でスクリーンデビュー以降、数々の映像作品に出演している奥平だが、連続ドラマは本作が初主演となる。奥平は「特に意識したことはまったくなかったです」をはにかむと「座長ということで、ちゃんと引っ張って盛り上げていかなければ……とイメージがあったのですが、今回の撮影現場はそういうことをせずにも、とても居心地が良かったので、変に盛り上げなくても良かったのでありがたかった」と共演者に感謝。
それでも弁償担当の図書館員・白井里雪を演じた青木は「座長でしたよ」と奥平を見つめると「普段の気の使い方や、お芝居を見ていて『この人の主演のドラマで頑張りたいな』と思える人でした」と称賛していた。図書館員・早瀬丸小夜香を演じた西野も「撮影がとてもハードでも、疲れた顔をまったく見せないところがすごい」と、行動で引っ張る座長であることを明かすと「一度だけちょっと元気がないときがあって。ビタミン系のものをあげたのですが、そのときは逆に、ちゃんと元気がないときもあるんだとホッとしました」と語った。
また読書体験について聞かれた奥平は「これまであまり読書をしてこなかったのですが、この作品に携わるようになって読書をするようになりました。どちらかというと図鑑や、ブランドのコレクション集を読むのが好きでした。僕は服飾にとても興味があるのですが、いまの自分を作ったのは、そういった本たちのおおかげだと思います」と述べた。
最後に奥平は「僕もそうだったように、この作品をきっかけに図書館や本に触れるきっかけになってくれたらうれしいです」と作品に込めた思いを語った。(取材・文:磯部正和)


