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松本潤、古沢良太が描く家康は何が違う?従来のイメージ覆す「か弱きプリンス」

「どうする家康」より松本潤演じる徳川家康
「どうする家康」より松本潤演じる徳川家康 - (C)NHK

 2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送が1月8日よりスタートする(NHK総合ほか※初回15分拡大)。本作で主人公・徳川家康を演じているのは、大河ドラマ初主演となる松本潤。歴史上の偉人としては最も有名な一人と言っても過言ではない家康。松本はどんなイメージで作品に臨んだのだろうか。

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 本作は、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどを手掛けた古沢良太が脚本を担当し、強国に囲まれた三河の戦国大名だった家康が、さまざまな重責を背負い「どうする?」と選択を迫られながらも進んでいく姿を描く。

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 松本にとって、これまで大河ドラマの出演経験はなく、しかも主演という大役でのオファーだった。「いつかは(出演の)話をいただけるのかなと思いつつ、でも来ないだろうなと思っていた」と正直な胸の内を明かすと「それが主演ですからね。しかも家康という役。びっくりしました」と話を受けたときのことを回顧する。

 しかもオファーを受けた当時、松本はまだ嵐として活動中だった。時期的なことや、自身が家康を演じるイメージがわかなかったことで一度は辞退も考えたという。それでもNHKから「待ちます」という回答をもらい、年を越して嵐の活動が休止したタイミングで再度心を整理し「挑戦してみよう」と、作品に向き合うこととなった。

 これまで数々の映画やドラマ、舞台などで取り上げられてきた徳川家康を演じることについて松本は、「僕も皆さんが思い描いているようなイメージだったと思います」と話し出すと「やっぱり少し恰幅がよくて……。年配の俳優さんがやっているような感じですよね。実際、津川雅彦さんや西田敏行さんが演じられていますが、そんな印象でした」と語る。

 しかし、本作で古沢が描く家康については、「そんな印象とは明らかに違いました」と松本。「戦国時代、周囲を強国に囲まれた三河に生まれ、毎日生きるか死ぬかの日々を送ってきた。そのなかで、どうやって生き抜くかを選択していかなければならない。間違えば死んでしまう。ある意味で“か弱きプリンス”という印象がありました」

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 同時に、「素直で感情豊か。とてもチャーミングなんです」と親近感を抱いているとも。「ダメなところをしっかりと描いていて、それが人間らしさになっている。本人はとても真面目なんですが、だからこそ周囲から見ると面白かったりするんです」と親しみやすい描写に触れる。

 実際に演じることであらためて古沢脚本の凄さを感じることもあったそうで、「読んでいるときには『このシーンはうまくいくのかな』と思っていた場面も、実際に演じてみると、すごくしっくりといくことが多い。そこはとても面白かったです」と印象を述べると「とにかくドキッとさせられたり、ひっくり返されたり……。感情が動く仕掛けがとても上手い方だなと思いました」と語った。

 クランクインしてから半年ほど経過したという。これから1年近く撮影は続くが「大河の撮影が始まってから、食べ物にはとてもこだわっています」と体調管理にも気を使い、「例えばご飯だけは炊こうとか、 スープとかも作って持って行ったりしています。あとは体を動かして体調を整えていますね」と語る姿から、座長として長丁場を乗り切るためのストイックな姿勢が垣間見えた。(取材・文:磯部正和)

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