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藤ヶ谷太輔、ラブコメでテレ朝ドラマ初主演「“キュン”って難しい」 ヒロインは関水渚

「ハマる男に蹴りたい女」ドラマビジュアル(藤ヶ谷太輔、関水渚)と原作書影
「ハマる男に蹴りたい女」ドラマビジュアル(藤ヶ谷太輔、関水渚)と原作書影

 Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が、天沢アキの漫画を原作にした2023年1月期放送の「ハマる男に蹴りたい女」でテレビ朝日系ドラマの初主演を務めることが明らかになった(毎週土曜夜11時~11時30分)。藤ヶ谷演じる元エリートの下宿管理人が、住人のズボラ女子に振り回されるラブコメで、何かと彼に突っかかるズボラ女子に関水渚がふんする。藤ヶ谷は「最近出させていただいた作品は、ちょっと重めのものが多かったんです。だから今回、お話をいただいた時は、なんで僕なんだろうって驚いたんですが(笑)、別のジャンルにトライすると面白いことに繋がるんじゃないかと思いました」とコメントを寄せている。

【画像】待機中の主演映画ではクズ男に!

 コミック誌「Kiss」で連載中の同名コミックをドラマ化する本作。藤ヶ谷が演じるのは、かつて大手飲料メーカーの社員で商品開発を担当するエースだった31歳の設楽紘一(したら・こういち)。美人で料理上手な妻とタワーマンションに暮らし、完璧なエリート人生を歩んでいたが、上司の反感を買った結果、事実上のリストラに。妻は離婚届けを残して去り、設楽は友人の紹介でまかない付きの下宿・銀星荘の管理人に。転職活動をしながら管理人の仕事をすることになる。

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 一方、彼と最悪な出会いを果たす住人が、Web制作会社で働く仕事一筋の26歳・西島いつか(関水)。“あること”をきっかけに、会社から徒歩圏内でまかない付きの快適な下宿・銀星荘に引っ越し、生活のすべてを仕事に振り切った結果、家では超ズボラになってしまった……という設定。

 来年1月公開の映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)ではクズ男役で主演を務めた藤ヶ谷。これまで映画『MARS~ただ、君を愛してる~』(2016)やドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」(2020)などでラブストーリーの出演歴もあるが少女漫画を読んだことがないと言い、ドラマの“キュン”描写に戸惑いも。

 「今回初めて読んだので、“少女マンガの読み方”がわからなくて戸惑いました。いろんな方にお話を聞くと、『こういう展開がきたら、絶対ここから面白くなる』とかお約束のようなものがあるらしくて、それが全然わからなかったです(笑)。あと、個人的には、どういうところが読者の“キュン”に繋がるのかもよく分からなくて(笑)。男性は別にキュンとさせようとしてやっているわけじゃないけど、女性には響くのか……とか。まだまだ“キュン”って難しいなと思うことばかりなんですが(笑)、原作の雰囲気や良さはそのままに、チーム一丸となって、いいものをお届けできるよう頑張ります」と意気込みを語っている。

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 関水とは初共演となり、初対面は本日公開されたビジュアルの撮影日。関水が藤ヶ谷を押し倒し、乗っかるというきわどい撮影で、藤ヶ谷は「40分ぐらいに前にお会いしたばかりで、いきなり距離の近い撮影をしたんです。その撮影では“あごクイ”をされるカットもあったんですよ。会ったばっかりの年上相手に“あごクイ”って気を遣いますよね? だから『お好きにどうぞん』という感じでお任せしたら、『先輩、失礼します!』って言いながらクイッとされました(笑)」と述懐。互いの呼び方を決め、“なぎちゃん”“たいちゃん”と呼び合っているという。

 脚本は、ドラマ「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」「星から来たあなた」(いずれも2022)などの関えり香。演出を、ドラマ「家政夫のミタゾノ」シリーズや「ヒモメン」(2018)などの片山修らが務める。

 藤ヶ谷、関水、原作者・天沢のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

藤ヶ谷太輔(設楽紘一役)

Q:本作に出演が決まった時の気持ちは?
 最近出させていただいた作品は、ちょっと重めのものが多かったんです。だから今回、お話をいただいた時は、なんで僕なんだろうって驚いたんですが(笑)、別のジャンルにトライすると面白いことに繋がるんじゃないかと思いました。あと、僕がやりたい役ややりたい作品って“キュン”がないので(笑)、応援してくださっているファンの皆さんは“キュン”が見たいと思ってくれているんじゃないか…というのもちょっとあって。きれいごとに聞こえるかもしれないんですけど、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、少しでもファンの皆さんに恩返しできたらいいなと思っています。

Q:原作を読んだ感想をお聞かせください。
 実は僕、少女マンガを読んだことがないんです。今回初めて読んだので、“少女マンガの読み方”がわからなくて戸惑いました。いろんな方にお話を聞くと、「こういう展開がきたら、絶対ここから面白くなる」とかお約束のようなものがあるらしくて、それが全然わからなかったです(笑)。あと、個人的には、どういうところが読者の“キュン”に繋がるのかもよく分からなくて(笑)。男性は別にキュンとさせようとしてやっているわけじゃないけど、女性には響くのか…とか。まだまだ“キュン”って難しいなと思うことばかりなんですが(笑)、原作の雰囲気や良さはそのままに、チーム一丸となって、いいものをお届けできるよう頑張ります。

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Q:“ラブコメ”というジャンルの本作に、どんな風に取り組もうと思っていますか?
 コメディーってお芝居のジャンルの中でも、めちゃめちゃ難しいと思うんですよね。泣かせるパターンは無限にあるらしいんですけど、笑わせるのは数パターンしかないらしいんですよ。狙いに行きすぎてもスベるし…。さらにラブコメというあまり触れてこなかったジャンルなので、早めに感覚をつかみたいなと思っています。女性のスタッフさんがすごく多いので、今は「髪型はこれ」「衣装はこれ」と言われるがままにすべてを委ねています(笑)。それによって新しく見えてくることもあると思うので楽しみです。

Q:初共演となる関水渚さんの印象は?
 40分ぐらいに前にお会いしたばかりで、いきなり距離の近い撮影をしたんです。その撮影では“あごクイ”をされるカットもあったんですよ。会ったばっかりの年上相手に“あごクイ”って気を遣いますよね? だから「お好きにどうぞ」という感じでお任せしたら、「先輩、失礼します!」って言いながらクイッとされました(笑)。ほかにもネクタイを引っ張れとか、シャツをはだけろとか、初対面で戸惑う僕たちとスタッフさんの温度差がすごかったです(笑)。でもそのおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います。お互いの呼び方を決めて、僕は「なぎちゃん」と呼ばせていただくことになりました。どの現場でもそうなんですけど、せっかく限られた時間の中でご一緒するわけですし、その作品でしか会えない方もいらっしゃるので、お互い気を遣わずに楽しく撮影できたらいいなと思います。

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Q:視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
 この作品は、30代の仕事のポジションや、やらなきゃいけないことなど、リアリティーのある部分もたくさん含まれているドラマです。そういう会社員としてのリアルも描かれていますので、僕のように少女マンガ初心者の方にも楽しんでいただけると思います。今はまだまだ大変なことが多い状況ですけど、ドラマのオンエア中30分間は、いろんなことを忘れて気楽に楽しんでいただけたらうれしいです。ひょっとしたら、“この時間を楽しみに1週間頑張れる”なんてこともあるかもしれないですし、見てくださった方の心が少しでも軽くなったらいいな、と思います。

関水渚(西島いつか役)

Q:本作に出演が決まった時の気持ちは?
 がっつり恋愛モノの作品に出たことがないんですが、ずっとやってみたかったんです。だから、お話をいただいた時は、「私もラブコメができるんだ!」って、すごくうれしかったです。

Q:原作を読んだ感想をお聞かせください。
 私が今まで読んできた少女マンガは、「好きだけど、私には叶わない相手だから…」みたいな感じのものが多くて、女子の方からグイグイ行く作品がなかったんです。だから、この原作を読んだ時は、「新しいな!」と思いました。いつかちゃんも結構グイグイ攻めて行きますし、“頭の中がお花畑”みたいになっていないので(笑)、男性でも読みやすいんじゃないかなと思いました。ただ、ドラマ化するにあたっては、自分がここまで攻めるのか、おぉ…すごいなって思いました(笑)。私は、原作を読んでいつかちゃんのことがすごく好きになったんです。共感する部分も多いし、似ていない部分も含めてすごく愛おしい女の子なんですよね。だから、その大好きないつかちゃんを大事に演じていきたいなと思います。

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Q:本作がラブコメ初挑戦とのことですが、どんな風に取り組もうと思っていますか?
 先日、仮の台本をいただいて、いつかちゃんの気持ちを読み解いたりしながら読ませていただいたんですが、今はラブコメということはあまり意識せず、いつも通りやってみようかなと作戦を立てているところです(笑)。でもたぶん、ラブコメのプロの方たちからしたら「もうちょっとこうした方がいい」など、いろいろな意見があると思うので、そういうのを教えていただきながら楽しくやっていけたらなって思ってます。

Q:初共演となる藤ヶ谷太輔さんの印象は?
 芸能界の先輩です! 「初めまして」ってご挨拶してすぐに距離の近い撮影をしたんですけど、本当に先輩が優しくて……ありがたいことに“たいちゃん”と呼ばせていただくことになりました(笑)。

Q:視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
 いつかちゃんと設楽さんはなかなか素直になれるタイプじゃないから、“いろんなアクシデントが起きて、それによって距離が縮まっていく”ということをプロデューサーさんからお聞きしました。私もまだどうなっていくのか全然わからないんですが、たぶん視聴者の皆さんがキャーッってなるようなアクシデントが起こるんだと思います。皆さんに楽しんでいただけるように、私も全力で頑張ります!

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天沢アキ(原作)

 『ハマる男に蹴りたい女』のドラマ化が決定してうれしいです。私がTVで拝見していた藤ヶ谷さんはスマートで爽やかな印象なので、エリート人生から転落したちょっと情けない設楽をどう演じてくださるのかとても楽しみです。関水さんもフレッシュな魅力あふれる方で、すごく可愛いいつかになりそうでワクワクしています。素敵なキャストやスタッフの方々によってどんなドラマになるのか今から放映が待ち遠しいです。

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