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『すずめの戸締まり』新海誠監督、松村北斗演じる草太の決めゼリフの解釈を答える!

御礼“お返し申す”舞台あいさつの様子
御礼“お返し申す”舞台あいさつの様子

 映画『すずめの戸締まり』御礼“お返し申す”舞台あいさつが28日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、新海誠監督をはじめ、原菜乃華松村北斗山根あんが登壇し、SNSに寄せられた作品に関する質問に答えた。

【画像】松村北斗のさわやなほほ笑み!イベントの様子

 本作は、『君の名は。』『天気の子』に続く、新海誠監督の3年ぶりとなる最新作。九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽(声:原)が、”扉”を探しているという青年・宗像草太(声:松村)に出会ったことから、災いの元となる扉を閉じるための旅に出る姿が描かれる。

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 11月11日に全国公開されると、27日までの17日間で観客動員数460万人、興行収入62億円を超える大ヒットを記録。その“お返し”として、この日はSNSに寄せられた1,300という数の質問のなかから、新海監督をはじめキャストたちが答えることになった(以下、本編の内容に触れています)。

 最初に読み上げられたのは「劇中、鈴芽は草太のことを好きな人と言っていましたが、草太さん的には鈴芽のことが好きなんでしょうか? 命の恩人的な感覚なのかなと思って」という質問だった。

 松村は「僕の希望というか、こういう未来があったらいいなということなのですが」と前置きすると「彼氏彼女という言葉ではしっくりこない。そういう恋心を超えた、僕らでは理解し得ない強い絆で結ばれた夫婦みたいな関係なのかな」と意見を述べる。原も「二人は人生のパートナー感がある。恋愛を超えた愛情というか、お互いにないものを補い合える関係性なのかな」と回答する。

 二人の回答に新海監督は「そういう未来が想像できるというのはいいですね」と語ると「鈴芽にとって草太は、未知の憧れというか『この人をもっと知りたい』という存在。草太は椅子になってしまう。『この先どうなってしまうんだろう』という不安があると思うのです。そんなとき鈴芽は草太を触るし、抱きしめてくれたり椅子に座ってくれたりする。そんな鈴芽に草太は、まぶしさを感じていたと思うし、特別な存在なんだと感じていたと思います」と解釈を述べていた。

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 続いては「草太が扉を閉じるとき『かけまくもかしこき日不見の神よ。遠つ御祖の産土よ。久しく拝領つかまつったこの山河、かしこみかしこみ、謹んでお返し申す』」という祝詞のような言葉は、現代語訳だとどういう意味なのでしょうか? また元ネタはあるのでしょうか?」という質問。

 新海監督は「神社であげられる祝詞というものを調べて、この映画のために自分でつくった言葉なので元ネタは特にないのです」と答えると、言葉の意味について「“日不見の神”というのは、一つには火と水の神。あと“日不見”は日が見えないと書くので、地下にいるミミズのことを表していて、イコール大地そのものに呼びかけている。“遠つ御祖の産土(うぶすな)”というのは、遠い僕たちの先祖である土地。ずっと人間が借りてきた山や川を、人がいなくなってしまったので、お返ししますという意味なんですよね」と語った。

 その後も、猫の姿をした神様“ダイジン”の誕生秘話や、草太の親友・芹澤朋也役の神木隆之介から「僕のことどう思っています?」という質問が寄せられるなど、ファンとの交流を楽しんでいた。(磯部正和)

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