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劇場版「美しい彼」は平良と清居が大人になっている!萩原利久&八木勇征が変化語る【撮影現場レポート】

『劇場版『美しい彼~eternal~』』の撮影現場より
『劇場版『美しい彼~eternal~』』の撮影現場より - (C) 2022 劇場版「美しい彼~eternal~」 製作委員会

 萩原利久八木勇征FANTASTICS from EXILE TRIBE)がダブル主演を務めたドラマ「美しい彼」の劇場版となる『劇場版『美しい彼~eternal~』』の撮影現場を10月中旬に訪れ、萩原と八木に撮影の手応えなどを聞いた。

【画像】 笑い合う萩原利久&八木勇征

 「流浪の月」などで知られる凪良ゆうの同名小説を実写化したドラマ「美しい彼」は、無口で友だちもいない、クラスで最底辺で“ぼっち”を極める平良一成(萩原)と、学校のカースト頂点に君臨し、圧倒的に美しく冷酷なカリスマ・清居奏(八木)の繊細で強烈な愛の物語が展開した。劇場版では、一歩進んだ2人の関係性が描かれる。

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 この日撮影されたのは、ドラマでもお馴染みの平良の家でお互いを想いながらも平良と清居がすれ違うシーン。平良の家での撮影は以前から行われており、室内のセットには平良と清居が一緒に過ごしてきた様子が伺える小道具が置かれているなど細かいこだわりが詰まっている。

 ドラマから約1年が経ち再び平良と清居を演じる萩原と八木。萩原は「1年経って変わっていないものは変わっていないですが、進化というか、すごく見慣れた風景のなかに新鮮な部分がありました」と撮影を楽しんでいるようで、八木は、「縁側のところで清居が椅子に座るシーンで、平良がそばにいる。その2ショットの感じとか『久しぶりに戻ってきたな』と思いました」と笑顔を見せる。

 劇場版での2人の関係について、「台本を読んだとき、清居がひとつ大人になっていて、自分が平良に合わせるのではなく、平良を自分と同じ目線に引っ張り上げなきゃなという気持ちを持っていると感じました」と八木は分析し、そのことを意識しながら演じたという。

 萩原は、「平良はベースが大きく変わっているわけではないので、再び演じる上で、意識的に変えることはないのですが、清居に気持ちが通じる前と後、今回はそこが決定的に違うところでした」と語り、「清居に一直線でしかないところは変わってないんですけど、アプローチの仕方がドラマの時はかなり狭かった。気持ちが通じたことによって演技のパターンの幅が広がったので、以前は平良としての正解が1つしかなかったものが、いくつかある正解から見つけていくのがドラマと違うと感じたところでした」と細やかな部分の表現の難しさも感じている。

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 また、この日、清居が思わず感情的になる場面の撮影を終え、振り返った八木は「映画のなかでも一番熱量があるシーンだと思います。平良は、この時すごくまともなことを言っていて。普段まともなこと言ってないんですけど(笑)。すごいまともで、このシーンでは清居がちょっとわがままを言っているんですよね」と清居の思いを代弁する。

 「平良にまっとうなことを言われたから、爆発しちゃってたんだと思うんです。でも酒井監督に『ここではちょっと堪(こら)えるという気持ちで』言われていたので、表情だけで気持ちを伝えることを意識しました」と全力で撮影に挑んでいる。

 一方の萩原は、「ケンカという点ではこれまでと一緒ですけど、あのシーンは、いままでのケンカと違う。初めて対等というか、清居に合わせるだけじゃないく、気持ちを言い合え、本当のケンカができた気がします。平良の部屋で撮影するは、このシーンが最後だったので、それも相まって個人的には印象的なシーンになりました」と振り返る。

 八木がセリフに何度か詰まった際には、監督から「休もうか」と一言が入る場面もあった。萩原はそんな撮影現場について「皆さん、ドラマからのスタッフなので、演りやすい環境をつくってくださって、すごくありがたいです。ドラマから同じチームでやってきたからこそ、今回の現場での関係性ができているので」とスタッフに感謝する。

 萩原の言葉を頷きながら聞いていた八木は「セリフで詰まってしまったときに利久や、監督に助けてもらいました。2人のお芝居がこの10日間すごく多かったので、利久にだいぶ助けられていると感じています」としみじみ語り、感謝を伝えていた。(編集部・梅山富美子)

『劇場版『美しい彼~eternal~』』は4月7日公開

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