ノーラン監督『オッペンハイマー』予告編公開　核爆発描写はCGなし再現

　映画『ダークナイト』『TENET テネット』のクリストファー・ノーラン監督がメガホンを取った最新作『オッペンハイマー（原題） / Oppenheimer』の予告編（海外版）が現地時間18日、米ユニバーサル・ピクチャーズの公式YouTubeチャンネルで公開された。

【動画】ノーラン監督が“原爆の父”描く『オッペンハイマー（原題）』海外版予告編

　『オッペンハイマー（原題）』は、ピュリッツァー賞を受賞した伝記「オッペンハイマー　『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基に、ノーラン監督が脚本を執筆したスリラー。第二次世界大戦中、アメリカで進められたマンハッタン計画（原爆製造計画）を主導し、“原爆の父”と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの物語が描かれる。主演は、『ダークナイト』三部作などノーラン監督作に5度出演したキリアン・マーフィだ。

　予告編は「未来を想像しても、その映像は恐ろしいものだ」「彼らは（原爆）を理解し、使用するまで恐れない」「この兵器を信用できるかわからない。だが選択肢は残されていない」というオッペンハイマーの言葉と共に、原爆開発の様子や爆炎を交互に映し出す。劇中では、人類最初の核実験「トリニティ実験」が描かれる予定で、実写撮影にこだわるノーラン監督は核爆発描写をCGなしで再現していると Total Film に語っている。

　キャストには主演のキリアンほか、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー、ゲイリー・オールドマンら豪華キャストが集結。2023年7月21日全米公開を予定している。（編集部・倉本拓弥）