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「舞いあがれ!」朝陽を演じる又野暁仁の名演!高畑淳子も驚き明かす

(C) NHK

 第12週に突入した連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)。パイロットになる夢を実現するべく航空学校で訓練を続けてきたヒロインの舞が、久々に五島列島を訪れている。そこで舞が出会った朝陽を演じる又野暁仁について、制作統括を務める熊野律時チーフ・プロデューサーが役者としての魅力やその素顔を明かした。

【画像】この3ショットが尊い…

 連続テレビ小説の第107作となる「舞いあがれ!」は、1990年代から現在を舞台に、岩倉舞(福原遥)が大空に舞いあがるという夢に向かっていく姿を描く物語。第12週では、リーマンショックの影響で舞の周囲でめまぐるしく事が動き、航空会社への内定をもらった舞は、入社が延期になるなかで祥子のいる五島列島へ向かったのだった。

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 そこで出会ったのが、都会に馴染めずに環境を変えようと五島列島にやってきた少年・朝陽。朝陽は舞や祥子の前で、最初は気難しい態度をとるが、舞との触れ合いの中で徐々に心を開くようになっていく。朝陽を演じる又野はこれまで、朝ドラには「スカーレット」(ヒロインの息子である川原武志役)、「おちょやん」(若崎洋子の息子である進太郎役)、そして「カムカムエヴリバディ」(野球少年役)に出演してきたキャリアの持ち主だ。

 境遇や心象の変化を表現するのが難しい朝陽という役どころだが、又野は見事に好演。熊野も「今回の朝陽くんの役は非常に難しい役です。又野さんは朝ドラには何度も出演されるなど、非常に上手な方というのを以前から知っていました。だからこそ、又野さんにぜひお願いしますということで、やっていただきました」と起用理由を語る。劇中、朝陽を登場させた背景には、脚本の桑原亮子の意向も反映されているという。

 「もともと舞の幼なじみである梅津貴司(赤楚衛二)が生き辛さを抱えている部分があります。桑原さんと舞について大事にしたいこととして話していたのは、そんな生き辛さやしんどい思いをしている人にちゃんと目を向けるヒロインであってほしいという思いがあったからです。そういう意味で、舞が立ち止まらないといけなくなったタイミングで、しんどさを抱えた少年と出会い、一緒に何かをする。大事な時間を過ごすというエピソードを入れられたらいいな、と思っていたんです」

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 その期待に応えた又野についても「すごく朗らかな可愛らしい少年。撮影現場も楽しんでくれているようです。素敵だなと思います」と紹介。そして、祥子を演じた高畑淳子も又野の才能に注目していたといい、熊野いわく「台本に書かれている朝陽くんというキャラクターを見事に表現していて、高畑さんも感心していました。すごくお芝居もやりやすいと言っていましたし、ドラマでは『この子はどういう子だろう』という戸惑いから始まるわけですが、話し辛そうな雰囲気を出すところから変化していく過程をうまく演じている。又野さんの素朴で素直な感じが朝陽を演じる上で見事にハマったと思います」と振り返る。

 そんな又野はかんころ餅を気に入り、撮影後に「今年のクリスマスはかんころ餅が食べたい」と言っていたそう。舞が朝陽とどのように関わることになるのか、微笑ましい撮影も想像しながら楽しみたい。(文:名鹿祥史)

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