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『アバター2』公開11日で世界興収1,200億円に

全米ボックスオフィス考

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でシガーニー・ウィーヴァーが演じた14歳の少女キリ
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』でシガーニー・ウィーヴァーが演じた14歳の少女キリ - (C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 先週末(12月23日~12月25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、大ヒット映画の13年ぶりとなる続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が興行収入6,400万ドル(約86億円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べの速報値、1ドル135円計算)

【動画】大誤算…4位デビューとなってしまった『バビロン』予告編

 記録的な寒波に襲われたことで全体的な興収は落ち込んだものの、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は前週比52.3%ダウンとそこまで大きな影響は受けなかったよう。祝日だった26日までの累計興収は2億8,768万1,686ドル(約388億円)となり、世界興収は8億8,938万1,686ドル(約1,201億円)まで伸ばしている。

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 トップ10入りした初登場組は3作品。ドリームワークスのアニメーション映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』が興収1,242万ドル(約17億円)で2位デビューとなった。『シュレック』シリーズに登場する猫を主人公にした『長ぐつをはいたネコ』の続編で、批評家及び観客から高評価を得ている。

 伝記ドラマ『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は興収476万5,000ドル(約6億円)で3位、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督作『バビロン』は興収360万ドル(約5億円)しか上げられず4位デビュー。ブラッド・ピットマーゴット・ロビートビー・マグワイアら豪華キャストを集めた『バビロン』の製作費は8,000万ドル(約108億円)といわれているだけに、スタジオにとっては大誤算だろう。実際に映画を観た観客による評価もC+と振るわず、今後数字を伸ばすこともなかなか難しそうだ。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる1920年代のハリウッドを舞台に、富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命をR指定のどぎつさで描いた。(編集部・市川遥)

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12月23日~12月25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
2(初)『長ぐつをはいたネコと9つの命』
3(初)『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
4(初)『バビロン』
5(3)『バイオレント・ナイト
6(2)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
7(14)『ザ・ホエール
8(7)『フェイブルマンズ
9(5)『ザ・メニュー
10(4)『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界

ギラギラした『バビロン』本予告 » 動画の詳細
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