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ブレンダン・フレイザー、ロンドンの『ハムナプトラ』上映会にサプライズ登場

最新作ザ・ホエール』が話題のブレンダン・フレイザー
最新作ザ・ホエール』が話題のブレンダン・フレイザー - Andreas Rentz / Getty Images

 俳優のブレンダン・フレイザーが、現地時間20日にイギリス・ロンドンで行われた、映画『ハムナプトラ』シリーズの上映会にサプライズ登場してファンを喜ばせたと、Varietyほか各メディアが報じた。

【画像】ブレンダンの『ハムナプトラ』時代から現在まで

 1999年に公開された『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は、『ミイラ再生』(1932)をベースに製作されたアクションアドベンチャー。続編の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)が制作されるヒット作となり、主人公リック・オコーネルを演じたブレンダンの出世作となった。上映会では、シリーズ1作目と2作目が35ミリフィルムで上映された。

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 YouTubeで公開された、上映会の様子を捉えた動画では、リックをイメージした衣装で登壇したブレンダンに、客席から歓声とスタンディングオベーションが。ブレンダンは「この映画がイギリスで撮影されたことを知っておいてください。2作目もそうです。ぜひ誇りに思って」と観客に伝えると「撮影している時は、どんな種類の映画を撮っているのか、まるでわかっていなかった。ドラマ? コメディー? アクション? ロマンス? ホラー? イギリスの観客に向けてテスト試写をするまではまるでわかってなかったんです。その節は本当にありがとう」と感謝を述べた。

 『ハムナプトラ』シリーズでスターの仲間入りをしながら、一度はハリウッドの表舞台から退いたブレンダン。2018年には、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)の元会長から、2003年にセクハラを受けてウツ状態になったことが、ハリウッドの表舞台から去ることになった一因だと米GQ誌に告白していた。

 そんなブレンダンは、本年度の各映画祭を騒がせている、ダーレン・アロノフスキー監督作『ザ・ホエール』に出演。同性の恋人と暮らすために家族を捨てた男が、自らの死期を悟り、疎遠になっていた娘との絆を取り戻そうと試みるというストーリーで、恋人の死後に暴飲暴食を繰り返し、体重270キロとなった主人公に挑んだブレンダンの演技は高く評価されており、アカデミー賞ノミネートも期待されている。この日もブレンダンは、観客に『ザ・ホエール』をアピールすることを欠かさなかった。

 同作で復活を遂げたブレンダンは、『ハムナプトラ』シリーズへの復帰にも前向きな姿勢を見せており、昨年、Varietyのインタビューで『ハムナプトラ』第4弾の可能性について聞かれると「それがどういう風に進むのか僕にはわからない。だけど、もし誰かが正しいアイデアを思い付いたら、僕は受け入れるよ」と返答している。(西村重人)

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