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朝比奈彩、初主演映画で初の母親役 助産師アシスタントの経験生かす

朝比奈彩
朝比奈彩

 モデル・女優の朝比奈彩が7日、都内で行われた映画『レッドシューズ』の完成披露イベントに出席。映画初主演となった本作で初めて母親役に挑み、デビュー前に助産師アシスタントとして働いた経験を生かしながら役づくりしたことを明かした。

【画像】朝比奈彩がシンママのボクサー役

 本作は、ある事情により娘と暮らせなくなったシングルマザーのボクサー・真名美(朝比奈)が、娘を取り戻すために再起を懸けてリングに上がる姿を描くヒューマンドラマ。若戸大橋、北九州空港、小倉旦過市場など北九州で撮影された。

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 朝比奈は本作で初めて母親役を経験。「難しくて。子供を産んだり、育てた経験もないのでどうしようかなって」と当初は悩んだことを回顧。「でもわたし、芸能人になる前に助産師のアシスタントをしていたことがあったんです。その時に、生まれてくる子供やいろんなお母さんと出会って、いろんな(母子の)形を見させてもらって。その時に感じたことなど、自分の中に残った引き出しを開けて、役に落とし込みながら演技をしました」と話す。

 また、自身の母や母親になっている友人にも協力を得たと明かし、「いろいろ話を聞かせてもらいました。みなさん感じ方が違ったりしますけど、おおもとの軸は変わっていない」と母親像を構築するのに役立ったといい、ある友人から「自分の産んだ子供はかけがえのないもの」と言われたエピソードを回顧。「自分の中で育児経験がないので、そういう言葉を周りの方からいただいたことが本当にありがたかったです」と振り返った。

 朝比奈は、プライベートでの自身と母のエピソードも紹介。淡路島に暮らす母とは「めちゃくちゃ仲が良い」といい、「母親とは今でも一週間に一回、二回、必ずテレビ電話をするんですけど、長い時は二時間とか話をしたりするんです」と笑顔で話し、「たわいもない話ばかりするので何を話したかは毎回覚えていないんですけど、女友達のような感覚で接することができます。何でも話せる親友のような感じです」と実母との距離感を明かした。

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 朝比奈は本作で演じた 真名美について「台本を読んでいても思ったんですけど、真名美の人生って本当に上手くいかないんです。でも、真名美にとってボクシングは人生の軸となるものとして存在する。不器用ながらもまっすぐ進んでいかないといけない、そんな真名美を演じて、かっこいいなと思える部分が多かった」と感想を述べ、「みなさんにもそんな真名美を見て、『明日も頑張ろうかな』って思ってもらえると嬉しいです」と呼び掛けた。

 イベントにはスペシャルゲストとして池畑慎之介(ピーター)、本作のメガホンを取った雑賀俊朗監督も登壇した。(取材・文:名鹿祥史)

映画『レッドシューズ』は2月24日より新宿ピカデリーほか全国公開(2022年12月9日北九州で先行公開)

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