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市川染五郎、いつか演じたいのは明智光秀 初の時代劇映画で“殿”木村拓哉に感謝

市川染五郎
市川染五郎

 歌舞伎俳優の市川染五郎が20日、丸の内TOEIで行われた木村拓哉主演の映画『レジェンド&バタフライ』(公開中)の舞台あいさつに出席。時代劇映画初出演となる本作で、信長の側近・森蘭丸を好演した染五郎だったが「もし違う役をやるなら?」という問いに、出演者に敬意を表しつつ「明智光秀はずっと演じてみたいと思っている役」と述べていた。この日は豊臣秀吉役の音尾琢真大友啓史監督も参加した。

【画像】17歳でこの色香…市川染五郎撮りおろし<10枚>

 本作は、大河ドラマ「どうする家康」や『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』などを手掛ける古沢良太が脚本、映画『るろうに剣心』シリーズなどの大友啓史が監督を務めた大型時代劇。木村拓哉ふんする織田信長と、政略結婚として美濃から尾張に嫁いだ綾瀬はるか演じる濃姫(帰蝶)の激動の30年を描く。

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 1月27日に封切られ、公開24日間で観客動員152万人、興行収入19.7億円を突破するヒットを記録した本作。「殿!大ヒットおめでとうございます」と題したイベントに登壇した染五郎は「友達にも観てくれた人が多く、僕も映画館で観ました。試写室とは違い、大スクリーンでの迫力はすごかった」と映画のスケールに改めて感嘆した様子。

 すると、音尾から「お父さま(十代目松本幸四郎)も観てくれたのかな」と質問も。染五郎は「観に行きたいとは言ってくれていますが、まだ観ていないと思います」と答えると、「あまり父には(自分が出演している作品を)観てほしくないんです……」と照れくさそうに語っていた。

 染五郎演じる蘭丸は全身全霊で信長に尽くす設定だが、音尾が「麗しいよね。発光しているよう。特に(自分は何のために戦っているのかと問う信長に)『天下布武にございます』と言うシーンは素晴らしい」と絶賛すると、大友監督も「僕もあそこが好き」と追随する。染五郎も「自分としても好きなセリフ。格好いいシーンですよね」とお気に入りの様子だ。

 また「もし劇中で違う役を演じるなら」という質問に、染五郎は「皆さんどの役も魂を込められて演じられているので……」と恐縮しつつも「(宮沢氷魚が演じた)明智光秀は以前から好きな人物。歌舞伎にも出てきますが、いつか歌舞伎でも、そうではないところでも演じてみたい役です」と語っていた。

 織田信長を演じる木村を中心として、キャスト、スタッフが総力を尽くして作り上げた本作。染五郎は「チームの真ん中に立つこととは、こういうことなんだということを勉強させていただきました」と“殿=木村”に感謝を述べると「映画館ならではの迫力をぜひ堪能してください」と客席に呼びかけていた。(磯部正和)

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