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「大奥」吉宗の幼少期を演じたのは朝ドラで注目の14歳!

第7回より
第7回より - (C)NHK

 21日に放送されたよしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」(毎週火曜よる10時~10時45分)の「五代将軍綱吉・右衛門佐編」第7回に、8代将軍吉宗(冨永愛)の幼少期・信が登場。型破りな発想で綱吉(仲里依紗)を圧倒するさまが視聴者をくぎづけにしていた。

【画像】朝ドラ「エール」ではヒロインの幼少期に

 第7回では白髪が混じる年齢に差し掛かってもなお、父・桂昌院(竜雷太)に子作りを強要される綱吉が絶望の果てに真の愛を得て、生まれた時から自身を苦しめていた宿命から解放されていくさまが描かれた。信が登場したのは、歳を重ねて子を産めなくなった綱吉が世継ぎ候補を探すなか、紀州徳川家の徳川光貞が三人の娘を連れてきたときのこと。一人だけ廊下に出されていた三女が信だった。父の身分が低いゆえに格下として扱われていたが、このワンシーンのみで信が三人の中で群を抜いて優秀であることが浮かび上がっていった。

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 例えば、綱吉が三人の娘たちに江戸の様子を尋ねると、「町ゆく民らの姿も美しく、華やかでなんと楽しそうなところかと」と満足げな姉に対して、信は「物の値が高くて困ると民が不平を漏らしておりました」と負の側面に目を配っていた。次に、綱吉が若い頃に使っていたというかんざしを娘らに与えようとすると、一人は「つつましいもの」を選び、二人目は「これとこれと……」と複数を望んだ。一方、信は「そちらに残ったすべてをいただきとう存じます」と即答。大胆な物言いに周囲が驚く中、綱吉がそんなにかんざしに興味があるのかと問うと、信は家来衆に分けるためだと答えた。

 綱吉は信を見上げた心がけと褒めつつ「家臣にやるのはよいが、己の身なりももう少し気を使っても良いのでは。そなたもいずれ夫や側室をもつであろう。その者たちをその気にさせ、世継ぎをもうけるには美しゅうなくては」と助言すると、信は「そうなのでしょうか……。信は美しい男にまったく興味がないのでございます」と言い切り、「美しい男に興味がない信がいるということは、美しい女に興味がない男もいるはずにございます。身なりや見かけを気にかけぬ、信はさような者を選べば済む話ではないでしょうか」と臆することなく持論を展開した。

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 周囲がヒヤッとするなか、綱吉は哀しそうに大笑いすると「そうかそうか、なんでもない。あまりにも思いつかぬ考えであったものでな。そう、思ってもみなんだ……」と目が覚めた様子で、信に所領を与えた。

 初回では冨永愛演じる吉宗が贅沢を嫌い、古い慣習に縛られることに抗う柔軟な思考の持ち主であることが描かれていたが、幼少期にもその片鱗が垣間見え、ネットでは「チビ吉宗きたー!」「聡明すぎる」「小さい頃からカッコよかったのね」「賢くてかわいい」と絶賛の声が相次いだ。

 演じるのは、14歳の清水香帆。朝ドラ「エール」では二階堂ふみ演じるヒロインの幼少期を好演したほか、ドラマ「さくらの親子丼」(浅尾希望役)、「仮面ライダーリバイス」(桶谷美春役)などに出演。特技はダンス、ピアノ。(編集部・石井百合子)

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