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『シン・エヴァ』特典の新規映像 ミドリ役・伊瀬茉莉也、重めのバックボーンに衝撃

イベントに登壇した宮村優子&伊瀬茉莉也
イベントに登壇した宮村優子&伊瀬茉莉也

 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のBlu-ray&DVD発売記念スペシャルゲストトークが10日、都内で行われ、声優の宮村優子(式波・アスカ・ラングレー役)と伊瀬茉莉也(北上ミドリ役)が登壇。イベントで上映された、新規収録の特典映像「EVANGELION:3.0(-46h)」「EVANGELION:3.0(-120min.)」に対する思いを明かした。(以下、特典映像のネタバレを含みます)

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 庵野秀明監督の出世作となったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は、巨大なヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに搭乗し、謎の敵・使徒と戦う碇シンジたちの物語。2007年に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動し、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012)の3作品を経て、2021年に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にて完結した。

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 イベントでは『:Q』『シン・』に加えて、特典映像の中から「EVANGELION:3.0(-46h)」「EVANGELION:3.0(-120min.)」が初上映された。特典映像のオファーを受けた当時を振り返る宮村は、「薄い漫画に声をつけるんだ! とか、ミドリちゃんの過去が明かされて、ビックリしました」と目を丸くすると、伊瀬も「ミドリにスポットライトが当たるとは夢にも思っていなくて、こういうバックボーンがあったから今のミドリなんだなと知れて、すごく驚きました」と胸中を明かす。

 「EVANGELION:3.0(-120min.)」は、『シン・エヴァンゲリオン』上映時の来館特典の漫画を映像化したもの。アフレコ時の思いを問われた宮村は、「漫画自体がエモ! 尊! みたいな。いつかはシンジを拾いに行くとは思っていたけど、いつになるかわからないまま(アスカは)日々の仕事に従事していたので、作戦前を読んでいるときは『ヤバい、エモ!』という心情でした。それを演じるときは複雑で、うれしくもあり、(シンジを)ぶん殴ってやりたい気持ち、もう一度会いたいと思ったり……」と自分とアスカの思いが交差していたことを打ち明けた。

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 また伊瀬は、ミドリにフォーカスした「EVANGELION:3.0(-46h)」について「台本を読んだ時、ミドリの髪がなぜピンク色になったかという事実に衝撃を受けました。『:Q』の時は、今どきの女の子なのでオシャレの一環か、生まれつきの髪色だと思っていたので、こういう過去があってああいう色になったんだ……。思ったより重いなぁと思いました」と告白。「アスカに命を救ってもらっていたというのも驚きで、『シン・エヴァ』を思い返すと、あの時のセリフはもうちょっと深い意味合いがあったんだろうなとか、新規映像を収録したからこそ違う解釈ができ、新たな発見がありました」としみじみ語っていた。(錦怜那)

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』Blu-ray&DVDは現在発売中

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