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「相棒」最終回、まさかの美和子スペシャルで終了 早くも新シーズンに期待の声

美和子スペシャル、その味は…?
美和子スペシャル、その味は…? - (c)テレビ朝日・東映

 連続ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系)が、15日放送の第21話「13~隠された真実」で最終回を迎えた。SNSには、先週から続く遺骨盗難事件の意外すぎる真相への驚きの声や、杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)の半年間の健闘をたたえる声援が多く見られた。また、「美和子スペシャル」「右京さん」「相棒最終回」など関連ワードが続々とトレンド入り。2代目相棒・神戸尊(及川光博)の活躍も話題となった最終話だった。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】まさかの美和子スペシャルまで…season21最終回

 小野田公顕元官房長(岸部一徳)を含む13の遺骨が行方不明になった事件で、遺骨の身代金の支払いを拒否したのは13家族中の2家族、小野田家と真野家。あまりに子供のお遊びじみた展開に、右京は実際に子供の仕業だと踏み、真野家の息子・正義(ジャスティス/柴崎楓雅)に着目した。彼は13歳の中学生で、葛葉宰三(渡辺いっけい)が営む私塾「ながとろ河童塾」の仲間たちと、犯人がたどったルートと近い場所に遺跡巡りの旅をしていた。

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 右京に匂わされた小説「ブラウン神父の童心」から得たヒントで、葛葉は私塾の敷地で骨壺を発見してしまった。捜査一課に連行された葛葉は、自分の犯行だと言って子供たちをかばうが、実際に犯行を行った仲良し5人組のうちの4人が補導される。だが、発見された骨壺は12だった。

(c)テレビ朝日・東映

 真野家の骨壺は、真野家にあった。正義を問い詰める両親のもとに、特命係が訪れる。正義は、両親が横暴だった祖父をヒ素で殺害する相談をしていたことを、母の胎内で聞いたと証言。両親に罪を償ってほしいと事件を起こしたのだ。もし殺人なら、遺骨からヒ素が検出されるはず。母親は泣き崩れ、それが真実だと判明した。

 捜査一課の伊丹憲一(川原和久)の「特命係の亀山~」「どんくさ亀」という憎まれ口や、元鑑識課員、現警察学校教官の米沢守(六角精児)の鉄オタ全開の協力体制、内閣情報官・社美彌子(仲間由紀恵)と尊の会合、内村刑事部長(片桐竜次)が配信にやみつきになったことなど、いくつも見どころがあったが、ファンが大きく湧いたのは尊と大河内首席監察官(神保悟志)のいつものバーでの会話。先週の薫の「ルックスでは、おれが勝ってる」に呼応するように、尊が「ルックス的には僕の圧勝ですね」と語っていた。

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(c)テレビ朝日・東映

 また、しんみりしたのは、小野田が殉職した警視庁の地下駐車場にたたずむ薫が「官房長、ここ、なんですよね」と言った瞬間だ。右京は「あぁ……」と言葉にならない反応で返した。さらに、「天国で官房長ご立腹でしょうね」と言う薫に、「天国に、いらっしゃいますかね?」と右京。「あ、そんな憎まれ口叩くと化けて出ますよ?」「出ますかねぇ」「出ますよ、きっと!」と勢いこむ薫の言葉に、右京が「ならば、もっと憎まれ口を叩きましょうかねぇ」と答える粋な会話もあった。

 そして最後には、謎の青色の煮物(=美和子スペシャル)が登場。小料理屋「こてまり」で右京と薫、米沢と女将の小出茉梨(森口瑤子)に、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)がふるまった一品だ。美和子の得意料理なのだが、season5の初登場の頃はピンク色、season21になってからは深い青、しかも発光するという謎の進化を遂げた。口にした右京と薫の微妙な表情で終わるという、なんとも不思議なseason21のラストシーンだった。

 SNS上には「毎回楽しませていただきました」「来週ないのが信じられない」「また来期、あるよね!?」「シーズン22、楽しみにしてます!」「幸せをありがとう」など、season21を楽しんだ視聴者の喜びの言葉があふれている。早くも「相棒ロス」が叫ばれているが、果たして“次”はあるのだろうか。(文・早川あゆみ)

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