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萩原利久&八木勇征が明かす『劇場版 美しい彼』廃工場シーンの舞台裏!<インタビュー>

萩原利久、八木勇征
萩原利久、八木勇征 - 撮影:TOWA

 萩原利久八木勇征FANTASTICS)が、ダブル主演を務める『劇場版 美しい彼~eternal~』(公開中)の撮影の裏側を語った(以下、本編の内容に触れています。映画鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします)。

【画像】タイトル通りの美しさ!萩原利久&八木勇征

 本作は、「流浪の月」などで知られる凪良ゆうの人気小説を原作にしたドラマ「美しい彼」(2021・2023)のその後を描く劇場版。平良一成(萩原利久)と清居奏(八木勇征)という正反対な高校生が、紆余(うよ)曲折の末に恋人同士に。劇場版では、著名なカメラマン・野口大海(和田聰宏)のアシスタントとして働く平良、俳優としての活躍の場を広げる清居にさまざまな問題が降りかかる。

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萩原利久 - 撮影:TOWA

 シーズン2の最終話に登場したカメラマン・野口は、平良をアシスタントとしてこき使いながらも、平良に可能性を見出している人物。自由な野口に振り回されながらも平良は、新たな一面を見せていくことに。野口役の和田との共演について、萩原は「楽しかったです。撮影時期も和田さんとのシーンが最後だったので、急に違う撮影現場に来たような感覚でしたが、和田さんがすごくフランクな方で、コミュニケーションをたくさん取ってくださいました」と笑顔を見せる。

 ちなみに、野口と平良のような“師弟関係”というものに憧れはあるのだろうか。萩原は「弟子みたいなのって憧れます。僕はどちらかという弟子を持ちたくないですけど(笑)。持ちたくないというか、性に合わない気がします。弟子入りするのは羨ましいかもしれないです」と回答。八木も「僕も弟子入り志望です。僕も教えるのに向いていない方だなと思うので、やっぱり常になにかを学んでいた方がいい。絶対的な信頼ができる人が居るのが羨ましいです」と語る。

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萩原利久、八木勇征 - 撮影:TOWA

 また、「平良はシーズン1から、限定的なシチュエーションが多かったなかで、久々に全く違う環境、特に“清居のいない環境”に行く」ということが新鮮だったそうで、「撮影終盤だったというのもあって、平良としての葛藤を表現しやすかったです。なにもないより、先にいろいろと(平良としての感情が)埋まっている状態でできたのはすごくありがたかったです」と振り返る。

 劇中、激しく流れる滝の中で、野口の撮影を手伝う平良。萩原は、「滝に入った撮影は、割と終盤で10月下旬あたりでした。衣装合わせ前には、滝に入ることを聞いていましたが、滝のシーンの数日前あたりからカウントダウンして(笑)。本音で言うなら、行きたくないなあという気持ちがフツフツと湧きながら当日を迎えたのを覚えています(笑)。本当に寒かったです。『ああ今日が来てしまった』という感じでした(笑)」と苦笑い。

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 八木は本編を観て、「僕はその現場にいなかったので、どうなってるんだろうと楽しみにしていたシーンだったんです。画として観たら、やっぱりすごく重要なシーンでした。野口さんのすごさがそこでわかって、一生懸命になっている平良もしっかりと映っていた。僕としては結構好きなシーンです。あとは迫力がすごくありました」とにっこり。

 また、できあがった本編を観て一番印象的だったのは、「廃工場のシーン」と口を揃える2人。「実際に使われてる尺の3倍分くらいは撮っていました」と萩原は撮影の舞台裏を明かす。

 「劇場版は、割と廃工場のシーンに向かっていく感じがありました。2日間かけて丁寧につくっていったシーンでもあるので、思い入れもあり、上がりがすごく気になるシーンでした。実際、撮影はなかなか体力的にも消費の激しいシーンで、全部印象的。特に、現場で監督が『こんなふうにしたい』というのを話をしたり、聞いてはいましたが、完成したシーンを観ると、自分が想像していたのと違った部分もあり、あのシーンに関してはだいぶカッコよくしていただいた(笑)」と萩原が述懐する。

 「めっちゃカッコいいよ」と反応した八木も、同シーンを振り返り、「捕らわれたことは僕の人生で一回もないですし」と“貴重な体験”だったようで、「捕らわれ方も酒井監督のこだわりがすごく出ています。“捕らわれの姫”で、自分が縛られてる赤いリボンは、設楽(落合モトキ)さんが観ていた映画に通ずるものがある。画も、自分の寄りからどんどん引いていくのが、すごく印象的でした。僕も一番完成が気になっていたところです」と語っていた。

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八木勇征 - 撮影:TOWA

 なお、本シリーズでは、清居の嫉妬によって平良との仲が深まることもあれば、設楽、小山(高野洸)の嫉妬がマイナスに効果することも。良くも悪くも人を大きく突き動かす“嫉妬”という感情について、萩原は「嫉妬しないことはないですけど、嫉妬がエネルギーになってる気があまりしないです。あまりポジティブに作用してない気がします。そこは結構割り切っています。『ああ嫉妬してるんだ自分』って」と受け入れつつ、客観視するようにしているそう。

 「羨ましいと思うようにしいてます。それぐらいならいいんですけど、どちらかというと良くない方向に進んでいく気がしていて。気になると割とずっと気になっちゃうので、切り離して考えるようにしています」

 一方の八木は、「嫉妬はもちろんします。でも、嫉妬から入って尊敬に変わることが多いです」と回答。アーティストとして、「歌でも、EXILE ATSUSHI さんがLDHの歌を切り拓いてきた方なのでもちろん尊敬、リスペクトする気持ちがあります。だから、嫉妬からリスペクトに変わって、自分のモチベーションになっている気がします」と持論を述べていた。(編集部・梅山富美子)

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