ゴウライジャー白川裕二郎＆姜暢雄「ハリケンジャー」撮影でしゃべり通し　塩谷瞬「大人の夏休み」

　Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる！　シュシュッと20th anniversary』の完成披露舞台あいさつが17日に都内で行われ、塩谷瞬（ハリケンレッド／椎名鷹介役）、長澤奈央（ハリケンブルー／野乃七海役)、山本康平（ハリケンイエロー／尾藤吼太）、白川裕二郎（カブトライジャー／霞一甲役）、姜暢雄（クワガライジャー／霞一鍬役）が来場し、にぎやかに撮影時の様子を語り合った。

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　本作は、江戸時代を舞台にヒーローたちとその先祖たちが活躍する、特撮シリーズ「忍風戦隊ハリケンジャー」の20周年記念作品。疾風流の忍者である鷹之介（塩谷）、なみ（長澤）、吼太郎（山本）と、迅雷流忍者の一角（白川）、一牙（姜）が、世界を滅ぼすことのできる天翔石を狙うウラ七本槍のオイランダとアウンジャと激闘を繰り広げる中、未来からハリケンジャー、ゴウライジャーがタイムスリップしてくる。

　塩谷は「作るまでの過程は本当に大変でしたが、京都での撮影はすっごい楽しくて」と振り返り笑顔。さらに、白川と姜について「この二人に関しては、“大人の夏休み”みたいな感じで、毎日本気で楽しみに来るっていう。朝から寝るまでずっとしゃべっていたから」と明かした。

　さらに塩谷が「白川さんが国民的歌手になられたから、スケジュールがタイトだった」と振り返ると、白川は「（撮影は）1週間。純烈よりめちゃくちゃ楽しかったです」とぶっちゃけると会場も爆笑。その隣で姜も「裕二郎がニタニタ笑っていると俺も楽しくなっちゃった」と振り返り、「朝6時くらいに、短パンにグラサンで俺を待っていて、来た瞬間に『おはよう。シェイク飲む？』。朝からシェイクって……」と二人で撮影所に向かうときのエピソードを明かした。

　また、本作の見どころとなるアクションシーンについて、塩谷は「5人の個性が出ていました。新フォームで大江戸ハリケンレッドになって、変身後に薙刀という新しい武器が加わるので、現場でいろんな勉強させていただきました。いろんなチャレンジをさせてもらっているので進化したなと感じました」としみじみ。白川は、ワンカットで大立ち回りを披露しているといい「わたくしは体が動きますので」と得意げな表情をのぞかせた。

　いつになく緊張した様子で、時折噛んでは白川らにイジられる塩谷だが、本作に込めた思いは熱い。「『ハリケンジャー』は現代版忍者だから、20年という時を超えて本当に時代劇として京都で撮影させてもらったのは幸せでした。今、時代劇や忍者を見る機会が減ったので、この時代だからこそ、僕たちがパイオニアとして新しく作品を作って、初めて観た人が『忍者やりたい』とか『京都って素敵だよね』と思ってもらえれば、作った意味があると思います』と期待を込める。そして、「（反響が大きければ）ひょっとしたら、また新しい命が生まれるかもしれないので、応援よろしくお願いします！」と呼びかけた。（錦怜那）

Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる！ シュシュッと20th anniversary』は6月16日(金)より期間限定上映、Blu-ray＆DVDは10月25日(水)発売