劇場版シティーハンター、海原神役に堀内賢雄！沢城みゆきら新キャスト発表
13日、漫画家・北条司原作の人気アニメ「シティーハンター」の新作映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』（9月8日全国公開）の本予告編が公開され、冴羽リョウ（けものへんに「寮」）役の神谷明らオリジナルキャストに加え、沢城みゆき、堀内賢雄、関智一、木村昴が新キャラクターの声を担当することが明らかになった。
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』本予告編
女性に弱い超一流の始末屋（スイーパー）・冴羽リョウ（神谷明）と相棒の槇村香（伊倉一恵）が、様々な依頼を解決していく「シティーハンター」。原作は1985年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数は世界5,000万部を突破。2019年に『劇場版シティーハンター ＜新宿プライベート・アイズ＞』が公開され、観客動員数100万人、興行収入15億円を超えるヒットを記録した。
原作でも重要なワードとなる「エンジェルダスト」をタイトルに冠する新作は、東京を舞台に、リョウの過去と、彼のパートナーであった槇村秀幸の死の核心に迫る物語が展開する。新キャストとして、沢城がリョウの依頼人・アンジー役、関がリョウを狙う組織の傭兵・ピラルクー役、木村がその相棒・エスパーダ役、そして堀内がリョウの過去を知る男・海原神役を担当、この日は都内でプレス発表イベントが行われ、神谷と総監督のこだま兼嗣と共に、沢城と堀内も登壇した。
沢城は「世代的にはシリーズに参加できなかったので、まさか劇場という大きな舞台での出演に緊張と嬉しさを感じています」と喜びのコメント。フランスの実写版映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』では香の吹き替えを担当したが「伊倉さんの香を継承するというよりは、（実写版で香を演じた）エロディ・フォンタンが演じている役を丁寧に日本語版にするという映画の吹き替えという印象で、本家の『シティーハンター』に出演できて嬉しかったです」と語った。
一方の堀内は「今から数十年前、テレビシリーズの第6話に出させていただき、端役でしたがとても緊張した。神谷さんを見て『僕もこんな芝居できるのかな』と思っていました。それから数十年を経た今回、重要な役をやらせていただいてすごく嬉しかったです。収録前は眠れませんでした。セリフに重みがあるので、とにかくOKをいただけるように頑張りました」とシリーズ参加への思いを語っていた。
神谷と伊倉をはじめ、野上冴子役の一龍斎春水（麻上洋子）、海坊主役の玄田哲章、美樹役の小山茉美というオリジナルキャストが再結集。また予告編では、三姉妹の怪盗・キャッツアイが『新宿プライベート・アイズ』に続いて登場することも明らかになった。
制作は「シティーハンター」を手がけてきたサンライズが、アンサー・スタジオとタッグを組んで担当。こだま総監督のもと、脚本は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などのむとうやすゆきが務める。また発表会には、「シティーハンター」のエンディングテーマ「Get Wild」を手掛けた、TM NETWORK も出席。本作のために書き下ろした新曲「Whatever Comes」がオープニングテーマとなることが明かされた。
また、関智一、木村昴はイベントに動画コメントを寄せた。全文は以下の通り。（編集部・入倉功一）
関智一（ピラルクー役）
「シティーハンター」大好きっ子でしたので、「遂にお呼びがかかった！ ありがとうございます!!」という気持ちでした。収録では神谷さんや伊倉さんとご一緒することが出来ました。これまでも何度かご一緒することはあったのですが、やはり「シティーハンター」でご一緒出来ることがうれしくて。台本にサインを貰ってしまう程でした（笑）何年演じていても変わらない、むしろ更にカッコよくなっている冴羽リョウやかわいくなっている槇村香に驚きました。
今まで以上のスケール感とスピーディーな物語に仕上がっていると思います。原作好きの方には遂に！ お待たせしましたというような内容になっています。是非劇場でお待ちしております。
木村昴（エスパーダ役）
前作、『劇場版シティーハンター ＜新宿プライベート・アイズ＞』も勿論映画館で拝見していたので、とても嬉しかったです。「シティーハンター」と言えば日本のアニメ界では誰もが知っているタイトル。そこに（コンビ歴18年の）関さんと揃って出演出来るなんて、ミーハー心がうずきました。神谷さんや伊倉さんとご一緒に収録に臨めると聞いて「熱い！」と思っていたものの、長年この作品にかかわっているお二人から、“なんか違うな”といわれてしまったらどうしようと…変な妄想が広がっていたのですがとてもやさしく迎え入れていただきました。「シティーハンター」が大好きな方には勿論満足していただける、最高に熱い物語になっています。そしてまだこのシリーズを見たことが無い方にも、是非見ていただけたらと思っています。
