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エゴサーチ恐怖症で反響に驚き「サンクチュアリ-聖域-」主演、一ノ瀬ワタルの素顔

一ノ瀬ワタル
一ノ瀬ワタル

 Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」(全8話)で、主人公・猿桜を演じた一ノ瀬ワタルが、本作の反響や、芝居に対する意識の変化を語った。

【画像】身体すご!「サンクチュアリ-聖域-」力士役のキャストたち

 本作は、借金・暴力・家庭崩壊と人生崖っぷちで荒くれ者の新人力士・猿桜が、大相撲界でのし上がろうとする姿を描く。猿桜役の一ノ瀬は、元キックボクサー。俳優に転身し、ドラマ「獣になれない私たち」「インフォーマ」、映画『宮本から君へ』、『HiGH&LOW』シリーズ、『ヴィレッジ』などに出演してきた。

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 俳優として10年以上のキャリアを積んできた一ノ瀬にとって、本作が初主演作品。撮影時はあまりプレッシャーはなかったそうだが、「プレッシャーを感じたのは、(撮影の)後ですね。これが本当にヒットするのか。もう本当に自分の全てを出したというか、『本当にヒットしてくれよ』っていう」と不安もあった。

 そんな気持ちを払拭するかのように、Netflixの週間グローバルトップ10(5月8日~14日)のテレビ・非英語部門で6位になるなど、本作は話題に。SNS上でも視聴者の興奮冷めやらぬ感想が投稿されているが、一ノ瀬自身は、反響についてどのように感じているのだろうか。

 「いや、じつはエゴサーチできないんです。エゴサーチ恐怖症というか、ガラスのハートですから。周りに聞くだけなんです。だから『今、すごい反響になってます』というのが本当なのか、よくわかってない。周りから『すごいですよ』と言ってもらうけど、『え、本気っすか?』みたいな」とまだ実感しきれていない様子で、「どうなんですか。すごいですか?」と逆に質問してくるほどだ。

 それでも、直接連絡が来るようで、「今まで『作品観たよ』とは言われてきましたけど、今回、一番連絡が来ます。泣きながら電話が掛かってきた時もありました。沖縄のキックボクシングジムでトレーナーの手伝いみたいなことやっていて、教えていた生徒さんから泣きながら電話かかってきた。『一ノ瀬さんほんと良かったです。俺も人生頑張らないといけないっす』って。良かったな……と思いました」とこれまでにない反応に顔をほころばせる。

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笑顔の一ノ瀬ワタル

 また、本作の出演は、俳優としてのターニングポイントに。「芝居おもろ! と思いました。役者始めた頃って『芝居楽しい』とはもちろん思ってたんですけど、なんかもっと『人気者になりたい』とか『モテたい』とか、そういうことがあったんです。でも猿桜を演じてから、そんなことじゃなくなった。自分なんかがおこがましいですけど、『芝居ってこういうことなんだ。面白い!』と思った。これが他人になるっていうことなのかって。分身の術じゃないですけど、猿桜に分身できるようになった。これ、すごいなと思ったんです。言葉にすると難しいですけど、この分身の術がすごく魅力的でした」

 演じた猿桜は、一ノ瀬自身とリンクするところもあるそうだが、特に魅力を感じたのは、「周りに流されないところ」。しかし、流されない猿桜が唯一弱いのが、タイプの女性・七海(寺本莉緒)だ。強面の猿桜がデレデレになるというギャップも魅力的だが、「あれは一ノ瀬ワタルの力を借りたって感じですかね。ほかの役者さんがどんな感じなのかわからないんですけど、猿桜は、俺だったり猿桜だったり、みたいなことが本当にわからなくなっていたんです。でも、あの時は猿桜だけど、女性の苦手さみたいなことを俺は一ノ瀬ワタルからちょっと借りてきたっていう感覚が近いです」と明かす。

 ちなみに、一ノ瀬の猿桜以外で好きなキャラクターは、忽那演じる飛鳥だという。「(飛鳥)好きですね。結構真似しちゃう『最高にきまってんだろ、ターコ!』みたいな。あのセリフ、カッコいいし、痛快だなって。いや、でもみんな好きです。猿桜部屋のみんなも、親方も、(おかみ役の)小雪さんも好き」と笑顔で答えていた。(編集部・梅山富美子)

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