夏帆、吉田恵輔監督の現場の迫力に初日からびっくり「すごいところに来てしまった」

女優の夏帆が27日、都内で行われた映画『四月の余白』公開記念舞台挨拶に主演の一ノ瀬ワタルと登壇し、本作のメガホンを取った吉田恵輔監督の撮影現場での印象を振り返った。
本作は全寮制の更生施設「みらいの里」を運営する西健吾(一ノ瀬)が、中学教師の冬子(夏帆)から暴力を繰り返す生徒について相談され、彼を施設に迎えて寄り添う姿を描くヒューマンドラマ。吉田監督のほか、施設に入所する澤海斗役の上阪隼人、同じく施設に入所する生島詩役の山崎七海(崎はたつさきが正式表記)も登壇した。
夏帆は自身の撮影初日を振り返り、「すごく印象に残っているのは、占部房子さん演じる海斗のお母さんが学校で海斗について『この子、まともじゃないんです』って言うシーンです」と回顧する。「占部さんはテイクを重ねるごとにそのセリフのニュアンスを変えていて」と目の前で見る占部の演技に心を打たれたのだという。
夏帆は「わたしはどのテイクも(占部のセリフの言い回しが)胸に来て、いつ監督はOKを出すんだろうと思いながら見ていました。それで最後に、ものすごいのが来て、そこでようやくOKが出たんです。占部さんの演技もすごいけど、そのタイミングでOKを出せる監督もすごいなって思いました。なんかすごいところに来てしまったなって思いました」と話した。
吉田監督はそんな夏帆について「技巧派の、技術でお芝居をするタイプかと思ったら、もっと感情的で、流れの中で芝居をしていくタイプだなって発見があったんです。さらに興味が湧いちゃいました。次もぜひお願いしたい」と声をかけ、夏帆を恐縮させた。
映画にちなんで、「見捨てたくないもの」が話題に挙がると、夏帆、主演の一ノ瀬ともに動物とのエピソードを挙げ、夏帆は「わたしには猫が二匹いるので、猫はどんなことがあっても見捨てないって思っています。あと、最近自分の好きな映画館が最近閉館するニュースを見て、映画は映画館で観なきゃっていう気持ちが強くなりました。映画館こそ絶対に見捨てたくないものです」とコメント。一ノ瀬も「うさぎ8匹飼っている」と意外すぎるカミングアウトをし、「今、うさぎのために仕事を頑張っているんです」と話して会場を和ませていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『四月の余白』は公開中


