今日マチ子「cocoon」戦後80年に向けNHKでアニメ化 2025年夏放送
NHKは27日、太平洋戦争の終戦から80年を迎える2025年に向けて、今日マチ子の同名漫画が原作の特集アニメ「cocoon(コクーン)」を制作すると発表した。アニメーションプロデューサーに、元スタジオジブリで、朝ドラ「なつぞら」アニメーション監修も担当した舘野仁美を迎え、放送は2025年の夏を予定している。
「cocoon」は、島に生きる少女の目を通した「戦争」を繊細なタッチで描いた作品。戦後65年の2010年に発表され、主人公・サンをはじめとする仲間たちが、凄惨な世界と自己の少女性の狭間で揺れ動く様子を描き出した。
沖縄戦に着想を得た作品であり、NHKでは、戦後80年の節目の年に、幅広い世代があらためて「戦争」について考える作品を世に届けたいという思いから、アニメ化を決定した。アニメーション制作はササユリが担当。「次世代への良質な動画の技術・知識の継承」を目的としており、 若手アニメーターとベテランアニメーターの力を結集して制作する。 （編集部・入倉功一）
