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青木柚、坂ノ上茜は共演者史上「一番元気な人」 歳の差超えて同級生役

青木柚&坂ノ上茜
青木柚&坂ノ上茜

 俳優の青木柚が14日、新宿シネマカリテで行われた「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」(通称、カリコレ(R)2023)オープニング作品となる『神回』の舞台あいさつに登壇。同級生の設定で共演した坂ノ上茜に「今まで共演してきた役者さん史上、一番元気な人。元気すぎるなと」と笑顔を見せた。イベントには中村貴一朗監督も来場した。

【写真】なじみ深いシネマカリテで…舞台挨拶の様子

 『百円の恋』『愛の渦』『アンダードッグ』などを手がけた東映ビデオ(株)が新たな才能を発掘するために立ち上げた新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の第一回製作作品に選ばれた本作。青木演じる文化祭の打ち合わせを始めた主人公が5分前の状況を繰り返していることに気づき、ループから抜け出そうともがくさまを描く。

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 今年で9回目となる「カリコレ(R)2023」は、ミニシアターの新宿シネマカリテが、多彩なジャンルと国境を越えたえりすぐりの新作、旧作、未公開作を上映する映画祭。そのオープニング作品に選ばれたことに、青木も「日頃来ているシネマカリテで、カリコレのオープニング作品として関わることができてうれしいです」と感激の表情を見せると、坂ノ上も「わたしもシネマカリテさんは舞台あいさつをさせていただいたり、映画を上映していただいたりと、すごくお世話になっている劇場なので、オープニング作品に『神回』を選んでいただいて光栄です」と続けた。

 本作の脚本に心つかまれたと語る青木は「タイムループというジャンルとしての面白さはもちろんなんですが、その概念というよりは、自分が今まで生きてきた時間とか、大切にしていた思い出など、脚本を読んでいて、自分の個人的な思いを馳せるような時間になったので、だからこそ、それぞれの時間に重なるものがあるだろうなと思いました」とコメント。坂ノ上も「文章で読んだだけでも、どんどんページをめくるスピードが早くなっていって。どんどんのめり込んでいきました。その時はまだこの役をやるとは決まっていたわけではなかったんですけど、この作品をやりたいと素直に思いました」とその思いを明かした。

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 そんな二人は本作が初共演。坂ノ上のことを「めっちゃ元気だなと思いました。今まで共演してきた役者さん史上、一番元気な人。元気すぎるなと。エレベーターの中でもパンチしてきたし」と評した青木に、「今日はおとなしくしているんだから言わないで」と笑って返した坂ノ上。現在青木は22歳、坂ノ上は27歳だが、「それ(歳の差)を感じさせないくらいのフランクさというか、それは同級生をやるにあたって、めちゃくちゃ助けられました」と付け加えた青木に対して、坂ノ上も「わたしは作品を観ていたので、どういう方なんだろうという不思議なイメージがあったんです。だからわたし的には、いつもならもっとフランクにいけるんですけど、あの時は出方をうかがっていました」と述懐。しかし、青木の方から「元気ですか?」とコミュニケーションをとってくれたとのことで、「そこから打ち解けましたね。でも最初はちょっと怖い方なのかなと思っていたんですけど、ずっとニコニコしていて。好青年という感じでした」とイメージと実像のギャップを振り返った坂ノ上。その言葉に青木も「その言葉いいです。みんなに怖いと言われるんで」と笑顔を見せた。

 印象深かった撮影中のエピソードとして、中村監督は「柚くんにハーネスをつけて、結構高いところに立ってもらったりもした。危ないことをするためにアクション部さんに入ってもらっているんですけど、カメラのモニターを見て“日本映画界で活躍する人にこんなところに立たせていいのか”という罪悪感がありました。だけど本人は楽しんでいたので、それで救われました」と振り返るが、青木は「確かに結構スリリングなことをしたなと思うんですけど、非日常を感じられて、テンションがあがっちゃいました」と笑いながら振り返った。

 そして最後に青木が「劇場で観る機会そのものが、自分にとっては何ものにも変えがたい経験だなと思っていますので。ご来場いただいて、この空間を共有できていることがうれしいです」と喜びを語り、締めくくった。(取材・文:壬生智裕)

映画『神回』は、7月21日より新宿シネマカリテほか全国公開

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