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「どうする家康」三河家臣団の“卒業式”のような名シーンに涙

第37回「さらば三河家臣団」より
第37回「さらば三河家臣団」より - (C)NHK

 1日に放送された松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)の第37回では、秀吉(ムロツヨシ)の命によって理不尽な運命をたどることになった家康(松本)と家臣たちが一致団結するさまが「まるで卒業式」と注目を浴びた(※ネタバレあり。第37回の詳細に触れています)。

【画像】久々の服部半蔵に歓喜!初登場キャラも続々

 第37回「さらば三河家臣団」では、天下統一を目前にした秀吉が北条攻めを決定。家康は和平を主張するも秀吉は先陣を命じ、勝てば北条の領地をすべて与えるという。しかし、今や家康の右腕となった本多正信(松山ケンイチ)は秀吉のある思惑を悟る。

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~以下、第37回のネタバレを含みます~

 注目を浴びたのは終盤、秀吉に国替えを命じられた家康が家臣たちを集めるシーン。秀吉の奇策によって北条氏政(駿河太郎)は降伏し、家康は“褒美”として北条の領地をまるごと与えられることとなるが、それは同時に徳川領を秀吉に差し出すこと。さらに秀吉は家康の重臣たちを「独り立ちさせてやれ。城持ち大名に」と命じるが、正信の見立てでは領地、財を取り上げ、徳川の強みである家臣団の仲を裂き力をそぐ狙いだという。

 故郷・三河を守るために多くの犠牲を払い命がけで戦ってきた家臣たちにとって、三河を追われるのはあまりに理不尽なこと。家康は家臣たちから非難を浴びる覚悟で国替えになったことを告げるも、彼らは「関東もよいところに相違ござらん」(平八郎/山田裕貴)、「殿、我らはとっくに覚悟ができております」(小平太/杉野遥亮)、「新たな領国を治めるのもまた大いにやりがいがあること。腕が鳴りまする」(直政/板垣李光人)とポジティブに受け止め、家康は思わぬ反応に動揺。

 聞けば、国を発つ前に秘かに大久保忠世(小手伸也)が正信に「国替えは避けられぬであろうから皆にうまく伝えてくれ」と頼まれ、皆を説得していたとのこと。家康は「皆、本当は悔しかろう。無念であろう……このようなことになりすまなかった」と手をついて頭を下げるも、家臣たちは、今川も武田も滅び織田の力を失った乱世を生き延びられたのは家康のおかげだと感謝。家康は「こんなわしにようついてきてくれた。よう支えてくれた。みんなのおかげじゃ」と感極まり、SNS上では「泣ける…」「切ない」「チームワーク最高」と感激の声であふれた。

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 領地配分の際に家康が家臣たち一人一人にかける言葉も涙を誘い「まるで卒業式のよう」と沸いていたが、本エピソードでスポットライトを浴びたのが大久保忠世。家康は忠世に小田原の地を与え、「我らがここまでやってこられたのは、わしの知らぬところでそなたが陰日向となってこの暴れ馬どもをつないでおってくれたからじゃ」としみじみ感謝し、忠世を感激させていた。

 第37回では家康の側室・阿茶局(松本若菜)、伊奈忠次(なだぎ武)らが初登場。また、北条との合戦シーンでは久々に登場した服部半蔵(山田孝之)も活躍。領地配分の際には一人だけ家康に名を読み上げられず「わしはどの地を……」と焦っていたが、家康と共に江戸に向かうことに。“どこか”与えられるとのことで「よかったね」「面白すぎる」と励ましの声が寄せられていた。(編集部・石井百合子)

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